散文 思考、印象、観察、経験から生まれた作品です。 最近の記事 このカテゴリの最近の記事30件を表示しています。 散文 ぶれない芸 漫才を見たり、芸人たちの話を聞いているとたまに「ぶれてはいけない」という話になる。これには二つの側面がある。ひとつは話の「ぶれ」だ。漫才にせ… 2026年10月16日 散文 ラバー・ソウル・アンユースト 十月二日にビートルズの『ラバー・ソウル』のスペシャル・エディションが発売された。どんな内容かと曲目を見ていると気になるものがあった。 DIS… 2026年10月12日 散文 あぶない辞書 昔は単語ひとつ調べるのにも、分厚い辞書を取り出して、パラパラとページを繰って探し出さねばならなかった。また、学校に行くときは、辞書を何冊もリ… 2026年10月11日 散文 苦の世界(reprise) 一週間前、私は『宇野浩二全集』について「苦の世界」というタイトルで書いた。タイトルにはあまり意味はなく、宇野浩二の代表作を持ってきたにすぎな… 2026年10月10日 散文 備えあれば 近所のスーパーでは、夕方になると生鮮食品がまばらになる。これはひとつには食品ロスを減らすためだろうが、もうひとつには私たちが出費を抑えるよう… 2026年9月29日 散文 ランダムに読む ここ数日、私はこのブログのフロントページなどを作り変えている。大きく直すわけではないが、あまりにも無愛想だったので、少し愛想をよくしてみた。… 2026年9月22日2026年9月23日 散文 溢れる学識 二十年以上前、ある研究会で発表した。かなり力を入れた内容だった。終わってからある先輩からこんなコメントをいただいた。 「学識が溢れている」 … 2026年9月20日2026年9月23日 散文 中身のない言葉(2) 中身のない言葉の巧みなところはまた、これが受け手に物語を喚起することにある。 「やり抜く政治」は「やり抜かない腑抜けた政治家とは異なり、やる… 2026年9月17日2026年9月23日 散文 中身のない言葉(1) 政治家のキャッチフレーズにはおかしなものが多い。例えば「やり抜く政治」「ぶれずにまっしぐら!」「今こそ変化!」「取り戻す!」などなどだが、よ… 2026年9月16日2026年9月23日 散文 思いは実現する 今年の六月、チュニジアに滞在していたとき、私はホテルの部屋に鍵を忘れてしまい、入れなくなった。 こんな失敗をしたことは一度もなかった。私はフ… 2026年9月11日2026年9月23日 散文 幼年期の終わりの続き 二〇二二年の末頃、AIに「ベトナムのビートルズ」の画像を作成するように指示すると、銀色にも灰色にも見えるスーツを着た四人の若者の画像が出てき… 2026年9月7日2026年9月23日 散文 幼年期の終わり 六月にチュニジアに行ったとき、明らかにAIが描いた絵が表紙になっている本を本屋で何種類も見かけた。内容にはよさそうなものがあったが、買う気に… 2026年9月6日2026年9月23日 散文 バカとチョンの社会(後編) 昨日、「バカでもチョンでも」という差別表現について、私の側からささやかな新解釈を提出させていただいた。 それは、現代のコンテクストにおいては… 2026年9月5日2026年9月23日 散文 バカとチョンの社会(前編) 「バカチョン」というのは「バカでもチョンでも」を短くした形だ。この表現が生まれたのがいつかは分からないが、辞書を見ると、明治初期には似たよう… 2026年9月4日2026年9月23日 散文 カレンの糸(手首結びの儀式5) 手首に糸を結ぶやり方は、私の前に座る若者が教えてくれた。まず、笊の上に載っている品々を相手の手にひとつずつ載せる。次に、白赤青の三本の糸を取… 2026年9月3日2026年9月23日 散文 カレンの木べら(手首結びの儀式4) 私たちが会場の前方で座っていると、入れ替わり立ち替わりスピーチが始まった。初めはビルマ語、次に別の若者が出てきてスゴー・カレン語で話し始める… 2026年9月2日2026年9月23日 散文 カレンの笊(手首結びの儀式3) 若者たちは、会場の前に並べられた机の上に、竹製の大きな丸い笊を置いていった。その笊には「手首結びの儀式」に使われるものが置かれていた。中央に… 2026年9月1日2026年9月23日 散文 カレンの角笛(手首結びの儀式2) セレモニーが始まるまでの間、私は会場をぶらぶらと歩いて、写真を撮ったりした。正面の脇に台があり、カレン伝統の楽器、太鼓やシンバル、角笛などが… 2026年8月31日2026年9月23日 散文 カレンの服(手首結びの儀式1) 今日、曳舟文化センターで「カレン伝統の手首結びの儀式」というものがあった。これだとなんだかわからないが、日本在住のカレン民族が集まって行う伝… 2026年8月30日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(8) 説明とは、説明が必要なものと、そうでないものの区別の上になされる。 川端康成の『雪国』の冒頭の一文「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった… 2026年8月29日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(7) 古くから物語というものが記録されてきたが、今それらを読むと、わかりにくいことが多い。それはひとつには、文字として記録することは簡単ではなかっ… 2026年8月28日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(6) 物語に挿入される説明文は、ひとつだけではなく、いくつでもつなげることができる。さらに、説明文の後に、別の物語を語る物語文が現れることもありう… 2026年8月27日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(5) 説明文が物語の時間の流れを止めるというのは、これが、その時間から独立した説明を導入するからだ。「川は穏やかに流れ、囁くような水の音は心浮き立… 2026年8月26日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(4) ここで説明について考える。 物語は大きく分けると三つの部分によって構成される。登場人物たちの行動などの出来事を述べる文、登場人物の会話(とい… 2026年8月25日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(3) 次のような文も私にとっては悩みの種だ。 「どうしようもないわ」 「わ」は、女性言葉の「わ」と、男性が呆れて「どうしようもない」というときの「… 2026年8月24日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(2) また、アクセントだけでなくイントネーションも表記することはできない。「来る」にも、いくつものイントネーションがあり、それによって意味が変わっ… 2026年8月23日2026年9月23日 散文 普遍人間発生装置(1) 私は結局、大学には受からなかったのだが、昔、予備校に通っていたことがあった。そのとき、現代文の読解問題に「話すように書くことなどできない」と… 2026年8月22日2026年9月23日 散文 自己肯定感で人生が変わる 私は昔、まだ子どものような考えをしていたころ、自信とか自己肯定感とかについてよく思いを巡らせた。というのも、そうしたものを持っている人は、人… 2026年8月21日2026年9月23日 散文 にーまであるくない? 最近の日本語で気になったことを三つ。 ひとつは「〜くない」という言い方。例えば「来るくない?」「めっちゃ夢あるくない?」。これは「来るっぽく… 2026年8月20日2026年9月23日 散文 頭のよさ 世の中には頭のよい人がたくさんいて、私はいつもうらやましく思っている。頭のよい人は社会的地位も高いし、尊敬されている。どんな人もすぐに論破し… 2026年8月18日2026年9月23日 → すべての記事を見る
散文 ラバー・ソウル・アンユースト 十月二日にビートルズの『ラバー・ソウル』のスペシャル・エディションが発売された。どんな内容かと曲目を見ていると気になるものがあった。 DIS… 2026年10月12日
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散文 溢れる学識 二十年以上前、ある研究会で発表した。かなり力を入れた内容だった。終わってからある先輩からこんなコメントをいただいた。 「学識が溢れている」 … 2026年9月20日2026年9月23日
散文 中身のない言葉(2) 中身のない言葉の巧みなところはまた、これが受け手に物語を喚起することにある。 「やり抜く政治」は「やり抜かない腑抜けた政治家とは異なり、やる… 2026年9月17日2026年9月23日
散文 中身のない言葉(1) 政治家のキャッチフレーズにはおかしなものが多い。例えば「やり抜く政治」「ぶれずにまっしぐら!」「今こそ変化!」「取り戻す!」などなどだが、よ… 2026年9月16日2026年9月23日
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散文 カレンの笊(手首結びの儀式3) 若者たちは、会場の前に並べられた机の上に、竹製の大きな丸い笊を置いていった。その笊には「手首結びの儀式」に使われるものが置かれていた。中央に… 2026年9月1日2026年9月23日
散文 カレンの角笛(手首結びの儀式2) セレモニーが始まるまでの間、私は会場をぶらぶらと歩いて、写真を撮ったりした。正面の脇に台があり、カレン伝統の楽器、太鼓やシンバル、角笛などが… 2026年8月31日2026年9月23日
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散文 普遍人間発生装置(7) 古くから物語というものが記録されてきたが、今それらを読むと、わかりにくいことが多い。それはひとつには、文字として記録することは簡単ではなかっ… 2026年8月28日2026年9月23日
散文 普遍人間発生装置(6) 物語に挿入される説明文は、ひとつだけではなく、いくつでもつなげることができる。さらに、説明文の後に、別の物語を語る物語文が現れることもありう… 2026年8月27日2026年9月23日
散文 普遍人間発生装置(5) 説明文が物語の時間の流れを止めるというのは、これが、その時間から独立した説明を導入するからだ。「川は穏やかに流れ、囁くような水の音は心浮き立… 2026年8月26日2026年9月23日
散文 普遍人間発生装置(4) ここで説明について考える。 物語は大きく分けると三つの部分によって構成される。登場人物たちの行動などの出来事を述べる文、登場人物の会話(とい… 2026年8月25日2026年9月23日
散文 普遍人間発生装置(3) 次のような文も私にとっては悩みの種だ。 「どうしようもないわ」 「わ」は、女性言葉の「わ」と、男性が呆れて「どうしようもない」というときの「… 2026年8月24日2026年9月23日
散文 普遍人間発生装置(2) また、アクセントだけでなくイントネーションも表記することはできない。「来る」にも、いくつものイントネーションがあり、それによって意味が変わっ… 2026年8月23日2026年9月23日
散文 普遍人間発生装置(1) 私は結局、大学には受からなかったのだが、昔、予備校に通っていたことがあった。そのとき、現代文の読解問題に「話すように書くことなどできない」と… 2026年8月22日2026年9月23日
散文 自己肯定感で人生が変わる 私は昔、まだ子どものような考えをしていたころ、自信とか自己肯定感とかについてよく思いを巡らせた。というのも、そうしたものを持っている人は、人… 2026年8月21日2026年9月23日
散文 にーまであるくない? 最近の日本語で気になったことを三つ。 ひとつは「〜くない」という言い方。例えば「来るくない?」「めっちゃ夢あるくない?」。これは「来るっぽく… 2026年8月20日2026年9月23日