散文 思考、印象、観察、経験から生まれた作品です。 散文 美魔女と地頭 美魔女というのは「年齢を重ねても美しい女性」のことで、しばらく前から使われるようになった言葉だ。 日本語には「美人」とか「美女」とかの言葉が… 2026年6月5日2026年6月6日 散文 地獄の言語学入門(15) 私たちの政治犯を驚かせるのは、その新たな看守が、別の基準にしたがってグループ分けをしていることだ。 これをA’グループとB&rs… 2026年6月2日 散文 義太夫協会フリーマーケット 義太夫協会がフリーマーケットを開催するという知らせを見たので、行ってみることにした。「義太夫節の床本など義太夫節に因んだもの、和のアイテムを… 2026年5月30日2026年5月31日 散文 地獄の言語学入門(14) ここでひとつ似たような問題に取り組もう。 日本語のタイヤとダイヤの違いだ。この二つはいったいなにが違うのだろうか? 正解した人全員に、ダイヤ… 2026年5月29日 散文 地獄の言語学入門(13) 投獄されたばかりの政治犯にとって必要なのは(二度目三度目でないかぎり)、まず獄中の人々の動きを観察することだ。すると、ただちに次のようなこと… 2026年5月28日2026年5月29日 散文 地獄の言語学入門(12) 日本語話者にとっては、ハ行はハ行だ。「ハ」も「ヒ」も「フ」も「ヘ」も「ホ」も皆、ハ行の一味だ。つまり、ローマ字で書けば、ha, hi, hu… 2026年5月27日 散文 地獄の言語学入門(11) 音声学を学んだのちは音韻論の最小キットのご紹介だ。音声学では言語の音の仕組みが問題となっていたが、音韻論では音に代わって「音素」が登場する。… 2026年5月26日 散文 地獄の言語学入門(10) さらに音声学には実利的な側面もあるのを見逃してはならない。これは獄中だけにかぎったことではないが、獄中においてもっとも利益を生ずる。 音声学… 2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(9) ここで、こんな疑問を投げかけてくる人もいるかもしれない。 「我々はすでに日本語を話しているのだから、いまさら音声学を学んで発音の練習をするこ… 2026年5月24日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(8) 言語学こそ獄中での学にふさわしいとの認識が打ち立てられた今、「獄中での研究に備える言語学最小キット」について明かすべきときが来た。このキット… 2026年5月23日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(7) さて、これらの三学者が退場するやいなや立ち上がったのは、音響音声学者、心理言語学者、コーパス言語学者であった。実験設備やコンピュータが不可欠… 2026年5月22日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(6) 「さて、この私は、数学者の自慢とする理性とやらにも一言言わねばならない。数学者はこの理性が普遍的であることをエラく鼻にかけているようだが、そ… 2026年5月21日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(5) 私が、刑務所で研究を続けることができるのはひとり言語学者のみだと、大胆にも宣言したとき、三人の学者が憤然として立ち上がり、抗議を始めた。 数… 2026年5月20日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(4) 刑務所の中の天文学者が星を見ようとして監獄の重苦しい天井に妨げられるとき、言語学者は自分の言語をじかに観察している。言語学者が探究すべき宇宙… 2026年5月19日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(3) 研究には、なにが必要だろうか。理系ならば、データが必要だ。そしてデータを集めるための観測機器、実験道具、データ処理のためのコンピュータもなく… 2026年5月18日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(2) そんなふうに思うようになったきっかけは、現在の日本、そして社会を取り巻く状況の変化にある。ロシアでも、アメリカでも、中国でも、今や自由の価値… 2026年5月17日2026年5月25日 散文 地獄の言語学入門(1) この世界に学び、身につけるべきことは数あれど、そのうちでも私が学んだといえるのは言語学だけだ。もっとも、専門家というほどでもないが、それでも… 2026年5月16日2026年5月25日 散文 保証人のポロシャツ 何年か前、カレン人の友人から、在留期間更新許可申請書の身元保証人を頼まれた。何度もしていることなので、拒む理由はない。待ち合わせの場所に行き… 2026年5月15日2026年5月15日 散文 和をもって このブログのどこかで書いたと思うが、ある人が論語の「四十にして迷わず」について、こう言った。 「こんなことをわざわざ言うからには、孔子は四十… 2026年5月6日 散文 渋谷カート祭り 昨日は午後からずっと渋谷にいた。夜の Spotify O-nest でのライブのことは書いたが、その前に会場から歩いてすぐにあるユーロスペー… 2026年5月5日 散文 ブログの入り口 このブログの最初の投稿は 2020 年 2 月 9 日で、写真 1 枚だけだった。だんだんとコロナが広がりつつあった時期だった。この月の後半… 2026年5月1日 散文 私の天下三分の計 三田村鳶魚の全集を安く買ったのが 9 年前ぐらいで、江戸文学系の論評などを読んでいたら、静観房好阿の『当世下手談義』の紹介があった。興味を感… 2026年3月17日2026年4月24日 散文 日本語スピーチ大会 板橋区で日本語スピーチ大会があった。ちょっとした知り合いが出場するので、私も見に行くことにした。 板橋区在住、もしくは板橋区に通学・通勤して… 2026年2月21日2026年4月24日 散文 国宝 日本にはビルマからやってきた人がたくさんいる。昔は多くの人が不法滞在で働いていた。しかし、今世紀の初めごろから、不法滞在に対する取り締まりが… 2026年2月20日2026年4月24日 散文 この世はなべて偽装難民 あらゆる難民は、基本的にすべて偽装難民だ。なぜなら、この世界のどこにも、この人は難民です、と証明してくれる場所はないからだ。そして、このよう… 2026年2月6日2026年4月24日 散文 引き波 「東京に住んでいるかぎりは、それほど津波の心配をする必要はありません」と教室に入ってきた教員は、教壇の前に立って見回すと、おもむろに留学生た… 2026年1月31日2026年4月26日 散文 闘志の燃やし方 私は今、ある厄介な法律トラブルに巻き込まれている。もっとも、弁護士が出る段階にはないが、いずれは出さねばならないかもしれない。 問題は複雑怪… 2026年1月26日2026年4月26日 散文 ぜんぜん 私たち日本人にとって「全然」は心の支えだ。なぜなら、この言葉ひとつで、自分の自尊心を高めることができるからだ。 というのも、日本人の頭の中で… 2026年1月24日2026年4月26日 散文 見えないカッコ 私はビルマ語は読めないが、一時期、ビルマの難民関係の必要で、ビルマ語で書かれた文書をたくさん見る機会があった。それらは、政治団体の声明や論説… 2026年1月22日2026年4月26日 散文 ビルマ人とユダヤ人 この間、日本に暮らすビルマ人とご飯を食べた。焼肉屋で働く彼は忙しくて、なかなか会うことができない。年末前の最後の休みを私との時間に割いてくれ… 2026年1月16日2026年4月26日
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