HOROBLOGにようこそ!

短い風刺文や戯文のコレクションです。暇つぶしに読んでいただければと思いますが、2つ以上読むと疲れるかもしれません。

新しい作品は「苦い文学」のページをご覧ください。

作者などについては「ガイダンス」をご覧ください。

ニッポンのモノづくりがあぶない

アナウンサー「では、次のニュースです」(映像が切り替わり、記者が登場) 日本のモノづくりは、高い技術力、品質、製品開発力、きめ細やかなサービスにより、日本の社会と文化を支え、世界のモノづくりをリードし…

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津波の来ない町

津波の警報が鳴ってからというもの、僕たちは家を出て、ずっと登ったところにある山の上の避難所で暮らしている。そこなら津波は絶対にやってこないから。 僕たちが逃げてから何日も経ったけれど、津波はやってこな…

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立ち仕事

ビルマ人の友人の病室は 8 階の大部屋の窓際にあった。すべてのベッドはカーテンで閉ざされていて、見舞いに来た私たちは、私たちの呼びかけにビルマ語で返事があるまで、彼がどこにいるかわからなかった。 彼は…

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AI 災害

AI について独自に学んでいた友人は、驚くべき結論に達した。AI とは自然現象なのだという。まともな頭ならば、AI は人工物だと思うはずだが、彼の頭はちょっとおかしかった。 彼に言わせれば、AI は巨…

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熊の郷

熊が人里に降りてきて、人々に乱暴を働きだしたとき、私たちはこう考えた。 「熊に人間の食べ物を食べさせなければこなくなるだろう」 だが、もはや「食べさせない」が通用する段階ではなかった。熊はすっかり味を…

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聖地巡礼

私たちの夢は聖地巡礼だ。鋭い山頂に乗っかる聖域、海の光が眩い白い塔、風の吹く墓地。いつか、いつか巡り歩きたいと思いながら、つらい人生を生きている。 私たちには養うべき家族がおり、支払うべき負債があり、…

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