風刺・戯文

カット

ヘアカット100は、一九八〇年に結成されたイギリスのポップ・バンドだ。デビュー・シングルは「Favourite Shirts (Boy Meets Girl)」で、「好き好きシャーツ」という今から見ると奇妙な邦題がつけられている。この他にも「Love Plus One(渚のラブ・プラス・ワン)」などのヒット曲に恵まれたが、一九八二年のファースト・アルバムののちに、中心人物のニック・ヘイワードが脱退し、一九八四年に解散した。

そして、今年六月、ニック・ヘイワード参加アルバムとしては、四十四年ぶりとなるヘアカット100の新作『Boxing The Compass』が発表された。ファースト・アルバムの魅力であった若々しいギターとメロディの高揚感に、大人の落ち着きが加わった良作だ。バンドは精力的にツアーも行っているようだ。

今、日本は簗農水相の発言で揺れている。自分を支持しなかった二市町について、予算を減額したと発言したというのだ。報道によれば「予算カット63」、「予算カット54」だという。その一方、「好き好き市町」には「予算プラス・ワン」したのではないかという疑惑も生じている。

当初は発言を認めていなかった簗農水相であったが、高市首相との「ボーイ・ミーツ・ガール」ののち、自分の発言を「高揚感」による表現だったとして撤回した。脱退は否定したものの、このままでは解散にまで発展するとの見方も出始めている。

おりしもニック・ヘイワードの来日公演が、今月中旬、大阪と東京で開催される。カットの渦中にあるニック・ヘイワードがなんと発言するか、注目を集めている。