風刺・戯文

痩せすぎ問題

現代の日本人女性は「貧困国レベル」に痩せすぎているとの報道にショックを受けた日本社会で、新たな動きが生まれているようです。特派員のリック・オルターゴットが報じます。

「私たち日本人男性はこの現状に危機感を抱いています」と結成されたばかりの女性支援団体の代表は語ります。

若い女性の低体重の問題は日本社会で取り組まねばならないことだと、この代表は強調しています。

「なぜなら、若い女性の健康問題は、日本人の少子化の問題に直結しているからです。私たち国を愛する日本人男性は、少子化の解決のために若い女性の参画が不可欠だと確信しているのです」

代表はそのための解決策を提案しています。

「これをみてください」

(代表が丸い物体を差し出す)どうやらの石の人形のようですね。これはなんでしょうか。

「縄文時代から出てきた、ふくよかな女性の土偶です。私たちはこれを日本中の若い女性にプレゼントすることで、女性の意識を変えようと考えています。より効果を高めるために、日本各地のパワースポットにも埋める予定です」

この代表の脳も痩せすぎているのではないか、との印象を受けました。以上、リック・オルターゴットでした。

風刺・戯文

ホトトギス作戦

悪いこといわないから、日本人はアメリカ車を買ったほうがいい。それから、道もどんどん広くしたほうがいい。なぜなら「日本の道は狭いので、アメリカ車は適していない」というみえすいた言い訳ほど、アメリカ人をイラつかせるものはないからだ。

さもなければ、アメリカは、お得意の実力行使にうってでることだろう。日本の道を広くするために、日本の大都市を絨毯爆撃する作戦、コードネーム「ホトトギス」だ。「狭いなら広くしてやるホトトギス」というわけだ。アメリカ人は戦争の前にちゃんと相手の国を研究するといわれている。

攻撃などそんなバカな、と否定する人もいるかもしれない。だが、それは、ホワイトハウスが「皇居の地下に核爆弾製造施設がある証拠を掴んだ」と言い出さない場合だけだ。そして、そんなファクトは核爆弾よりも容易に製造できるのだ。

かくして我が国は破壊され、その焦土の上を、もう全部が道だとばかりにアメリカ車だけがゆうゆうと走ることになる。日本車は禁止だ。日本車愛好家は、みなテロ罪で逮捕され、グアンタナモに送られるだろう。

ときどき市民が日本車シンパの容疑で連行される。アメリカの手先になった日本人にいじめられながら、トヨタやホンダのエンブレムを踏まされるはずだ。

風刺・戯文

監視役の選手

プロサッカーでもプロ野球でもいいのだが、あるチームに「選手がたるんでいないか監視するために、レギュラー入りした選手」がいたとしたらどうだろうか。その選手は、チームでプレーするのが目的ではないのだ。試合の間中、チームの他の選手が、気を抜いていないか、あくびをしていないか、ぼんやりしていないか目を光らせていて、もしそうした選手を見かけたら、試合中のどんな場面でもおかまいなく、急行して制裁を加えるのだ。

試合を見ている観客は「私たちはお金を払ってこのチームを応援しているのだから、怠慢プレーなど許せない」とこの選手に大喜びだ。だが、同時に、こんなことも考えずにはいられない。

「この監視役の選手の代わりに、もっと有能な選手を入れれば、試合が盛り上がるのに」

確かに試合は動きに欠けて少し面白くないのだ。すると、ここで監督が立ち上がり、選手交代の指示を出す。観客たちは「そうだ、ここでスター選手に交代だ!」と湧くが、こんなアナウンスが聞こえてくるのだ。

「〇〇選手に変わりまして、監視、〇〇選手」

なんと、監視役が増えたのだ。つまり、限られたレギュラーメンバーに、プレーを目的としない選手が 2 人入ることになる。ますます試合はつまらなくなる。

だが、監督はそんなことおかまいなしのようだ。それからも、次々と交代を指示し、その度に監視役が増えていく。そして、ついに試合に出ている選手全員が監視役になってしまう。

こんなつまらない試合はない、というかもう試合ですらない。なにしろいるのは、監視だけができるが、プレーはいっさいできない「選手」なのだから。ただお互いに監視し合うだけ。観客たちもみんないなくなってしまう。

思うに「議員の居眠りを許さない」ことを公約に掲げる議員というのは、この監視役のようなものだ。こんな議員がますます増えていったら、日本の政治はよくなるどころか、完全に止まってしまうのは間違いない。

そうなったら、我々は不安すぎて、居眠りどころではなくなるはずだ。

風刺・戯文

日本人ファースト経済

我が国は日本人ファーストの国になった。なんと素晴らしいことだろうか。

日本人ファースト党はさっそく日本人ファースト政策を打ち出した。日本人だけに毎月、給付金を支給するというのだ。その名も日本人ファースト給付金。なんと200万円だ! ベーシックインカムにもほどがある、とネットでは大騒ぎ。

なんでそんなことが可能なのだろうか? 日本人ファースト党の説明によれば、これが本当の私たちの給料なのだそうだ。つまり、それだけ外国人と反日勢力が私たちから悪辣にも奪い取っていたのだ! それを日本人ファースト党が「取り戻した」ときたからたまらない。

私たちは毎月の200万円でなにをしようかともう夢中で考える。大きなテレビを買おう! 高級レストランでパーティだ! 札束で反日外国人のほっぺを叩いてやろう! 毎日遊んでたって使いきれない……私たちはついに労働と貧困から解放されたのだ。

そして、給付金の詳細が発表された。それはこんなものだった。

・日本人ファースト給付金200万円は本当の日本人だけに給付されます。
・日本人ファースト給付金は、日本人ファーストのための給付金です。
・日本人ファースト給付金は、日本人ファーストではない用途に用いてはいけません。
・日本人ファースト給付金が使えるのは、日本人ファースト党政府が認めた日本人ファースト企業の日本人ファースト認定印のある商品の購入だけです(認定商品の種類は現在50点ですが、これからどんどん増えていきます)。
・日本人ファースト給付金は、日本人ファーストを完全に実現するために、クーポンで配布されます。

目下のところ、このクーポン200万円分あれば、闇市で中国産のサツマイモが1本買える。

風刺・戯文

奴隷を守ろう

奴隷国家の政治家たちはみんな奴隷の所有者で、生活はなんでも奴隷頼みなんだ。だけど、最近どうも奴隷たちの元気がないよ。働いてくれないし、ぶうぶう文句ばっかり言っててさ。子どもだって産まなくなっちゃった。

「我が国の奴隷力は低下するいっぽうだ!」と政治家たちは大慌て。「こんなに奴隷たちにとって美しい国はないのにどうしてこんなことになったのだろうか?」

「きっと奴隷たちに反乱をそそのかす輩がいるのだ!」と与党の政治家が怒れば、野党の政治家はこうやり返したよ。「政府の背後に、奴隷を減らして我々を困らせようとする奴らがいるのだ!」

ちょうど選挙の季節になったんだ。選挙の争点はもちろん奴隷政策。みんな口々に叫んで回る。

「奴隷を元気に!」
「奴隷が子どもを産みやすい社会をつくります!」
「奴隷に手厚く2万円を支給します!」
「我が党は、奴隷の消費税を廃止します!」
「壊れゆく奴隷制度を守るため、奴隷ファーストの政治家を国会に送り込みましょう!」

奴隷たちには選挙権なんてなかったけれど、政治家たちの言葉を聞いてとてもうれしかったんだ。この国はなんて素晴らしいんだろう。どの政治家も自分たちのことを考えてくれる。自由なんていらないね。

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七面倒くさい日本語

石破首相が「七面倒くさい日本語、習慣」などと言ったそうだ。なんという反日、なんという極左だろうか。

本当に日本語と日本の習慣は「七面倒くさい」のだろうか? いつもはしゃしゃり出てくるファクトチェックの連中も、こういうときにかぎってダンマリを決めこんでいる。

私たちは、日本を侮辱する極左政権を打ち倒すべく、敢然と反論に立ち上がった。論理的に考えれば反論などいたって簡単だ。

面倒くささが6以下であり、7でないときかつそのときにかぎり、「七面倒くさい」は偽である。これを論理式で表せば、6ノットイコール7。イコール石破は嘘つきだ!

そのためには、日本語および日本の習慣の面倒くささが実際にはいくつあるのかを数えねばならない。私たちがこの企てにまさに取りかかろうとしたとき、ある者がこう言い出すではないか!

「『しち面倒くさい』の『しち』は数字の『7』ではなく、形容詞などに付いて、わずらわしくていやだという気持ちを加える『しち』という接頭辞だそうです!」

私たちは驚いた。「せっ接頭辞? いったいだれがそんなことを言ったのだ!」

「いえ、辞書をひいたらそう書いてありました。『しち面倒くさい』のほかに『しち難しい』『しちくどい』がありました!」

「ええい、辞書なんて左翼の見るものだ!」

私たちはこう怒鳴りつけて片付けようとしたが、ことは容易におさまらない。「『色の白いは七難隠す』の『七難』と同じで数字だ!」「いや、『あた面倒』の『あた』と同じ接頭辞だ!」と揉めに揉めて、結局「こんなしち面倒くさいことやってられるか!」と私たちは解散した。

風刺・戯文

ファーストの先

行列に並んでいると、男が私たちの前に割り込んできた。私たちのひとりがそのことを注意すると、男は「ここは日本なのだから日本人ファーストだ。黙ってろ」とすごんだ。

「私たちも日本人ですが」とこっちも負けない。

「じゃあ、証明するものを見せろ」

「いや、なんであなたに見せなくてはならないのですか」

「ほら、これだ。だから外国人どもてのは!」

あんまり悔しかったので私たちはそれぞれ自分の証明書を取り出してみせた。すると男は見もせずにあざ笑った。「おいおい、俺は入管じゃないぜ! どうせ偽造だろ! お前らは在留カードでも握っておとなしく並んでろ!」

「じゃ、じゃ、そっちの証拠を見せろよ!」 と私たちのひとりがたまらず声を荒げた。すると男は胸のポケットからラミネートされたカードを取り出して、突き出した。日本人ファースト党の党員証だった。

私たちはもう黙ることにした。すると、男は何人か先に年配の女性が並んでいるのを見つけ、今度はそこに割り込んだ。女性の抗議の声と、男がこう怒鳴りつけるのが聞こえた。

「子どもの産めないババアは黙ってろ! この日本じゃ日本人ファーストなのは子どもを産む若い女だけだ!」

そのうち男はさらに割り込める場所を見つけて、どんどん先に行ってしまった。あんなふうにおかしくなると、と行列に並ぶ私たちは思った。地獄に落ちるのも日本人ファーストらしい。

風刺・戯文

関税が吹けば桶屋が儲かる

トランプ米大統領の関税攻勢が止まりません。当初の 24 %から最大 35 %の関税を課す可能性に言及したからです。市場関係者の間では、トランプ政権がさらに関税を上乗せし、200 %にまで上昇する最悪のシナリオの懸念が高まっています。経済シンクタンクは「米国がくしゃみをすると日本も関税をひく」状況になったと指摘します。

国民の生活にも大きな打撃を与える高関税状況を踏まえ、石破政権は国民に冷静な対応を呼びかけるとともに、関税の影響を最小限に抑えるための「行動指針」をまとめました。

《行動指針の骨子》
・人から人へうつる関税を予防するために、人混みを避け、衛生面に配慮する。
・咳やくしゃみからうつることもあるので関税をひいている人に近づかないようにする。できるだけマスクをする。
・電車のつり革や室内の家具などから関税に感染することもあるので、手洗いや手指の消毒を徹底する。
・夏関税はとくに治りにくいので、この時期はできるだけ感染源には近づかないようにする。
・睡眠をしっかりとり、栄養のある食事をして、免税力を高める。関税に負けない体をつくるために、毎日、関布摩擦をするとよい。
・熱や咳、ゼーゼーするなどの関税の初期症状がある場合は、税務署に連絡する。

今後、関税がさらに広がった場合、政府は、コロナ禍以来となる緊急事態宣言と関税防止等重点措置を発出する予定です。

風刺・戯文

日本人ファースト党宣言

(以下は『日本人ファースト党宣言』からの抜粋)

……日本はどうしてかくも無惨に壊されてしまったのか。それには2つの理由があります。

ひとつは日本を壊したい勢力が存在し、この日本で活動しているからです。いやそう言うだけでは十分ではありません、この日本の政治とメディアを支配しているのです。これらの反日本勢力は、日本人のふりをして日本のために働いていると見せかけ、日本を破壊してきたのです。日本人ファーストの国を作るためには、私たちは、これらの敵対勢力を日本から一掃してしまわねばなりません。

では、そのためにはなにが必要でしょうか。私たち日本人が力を合わせること以外にありません。ですが、これこそが、日本が破壊されたもうひとつの理由なのです。日本の教育と伝統が破壊されたため、私たちは醜い個人主義者となり、国のために命を捧げる犠牲心を失ってしまったのです。

戦後、日本が高度成長を遂げたのはどうしてでしょうか? どうして、私たちは、戦後に勝利したのでしょうか? それはかつての日本人が自分を犠牲にして国のために働いたからです。考えてみてください、高度成長期の日本がどれだけ素晴らしかったか。外国人犯罪もなく、また闇バイト事件やネット詐欺もなかったのです。セクハラもパワハラもありませんでした! もし、私たちが自分を犠牲にして国のために尽くすならば、今にも日本は高度成長期に突入するでしょう。そのためには、日本人ファーストになって、国のために命を捧げなければなりません。

今の日本人に必要なのは、この自己犠牲の日本人ファースト精神です。全国民が一丸となって戦い抜く覚悟です。全員野球といいますが、全員が力と心を合わせれば、アメリカだろうが中国だろうが負けっこありません。なにしろ日本人ファーストの野球チームは、全員が1番ファーストなのですから……(以下略)