苦い文学

覚醒する飛翔体(2)

「寝ている政治家を起こす」ためだけに政界入りした正義の男バーシー、議場の奥で図々しくも居眠りを続ける三議員を発見するやいなや、猛然と走り寄った。議場机を掴んでガタガタとゆすり、不埒な議員どもを起こしにかかる。

ところが、この三議員、まったく動じず眠り続けるありさま。いよいよバーシー怒り狂い、机を叩き、議員どもの肩を小突き、耳元で怒鳴り、汗まみれになって奮闘するが、まるで効果なしときた。

いや、それどころか、三人の鼾、ますます音量を増し、不思議な三重奏を奏で始めたではないか。

氏名標を枕に寝転んでいる議員の鼾はずっしりとした低音で、それに乗るのが、つっ伏して痙攣している議員の鼻が刻む鋭いビート。そして、仰向けで頭をぐらぐらさせている議員の半開きの口からは、絶妙なカッティングに続き、流れるような妙なるメロディ……さながら超絶技巧のスリーピース・バンドだ。

議員たちはこの異様な光景に呆然として立ち尽くすばかりであったが、急に始まった演奏を聴くや、一人の議員が叫んだ。

「これは……Little Wing ……ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの……!」

その瞬間、ギターのビブラート音とドラミングが鳴り響き、あの有名なギターソロが始まった。

この名演に誘われて議員たちの口からかすかな歌声が漏れる。

「Fly on, Little Wing(飛ぶんだ、小さな翼よ!)」

ああ、だが、この歌声を、バーシーは耳にすることはなかった。彼は鼾の演奏に目を回し、気を失っていたのであった。

いったいこの三議員の正体は? そして、国会に響き渡った Little Wing の理由はいかに? 続く回にて解き明かすを聴きねかし。

苦い文学

覚醒する飛翔体(1)

YouTube での絶大な人気を利用して、政治家となったバーシーが、議場に現れたとき、政治家の誰もが震え上がった。ただし寝ている者は別だったが。もっとも、これは彼にとってはいかにも好都合。というのも「寝ている政治家を叩き起こす」が彼の唯一の公約だったのだから。

バーシーは議長席にのっしのっしと歩み寄り、議長の首根っこをむんずと掴んで引きずり下ろすや、仁王立ちになって、大音声で「起きろ!」と一喝した。歴史に残る政治活動が今まさに始まったのだ。

この衝撃的な発声に幾人もの政治家たちが寝とぼけた顔を上げた。それから始まったのが、独断の眠りより目覚めた政治家たちに対するバーシーの痛烈きわまりない罵倒だ。そして、固唾を飲んでテレビ中継を見守る国民たちは、彼の勇気ある政治を通じて、我が国の立法府にいかに不潔な悪徳が忍び込んでいるかを知ったのであった。 

ああ、災いなるかな、寝ている政治家ども。連中が寝ている間にどんな夢を見ていたにせよ、バーシー現れしのちは、悪夢のみ見ることがここに決まったのである。

だが、勇猛なるバーシーの怒声響くなか、不穏な空気が徐々に議場に漂い始めた。愚かな議員たちは不安げに顔を見合わせる。なにかが、なにかがおかしいのだ。

バーシーもハタと異変に気づく。思わず口を閉じたその瞬間、議場の奥のほうから聞こえてきたのは、たかだかと鳴り渡る鼾の響き。見れば、三人の議員がそろって居眠りの真っ最中。

一人は仰向けで頭をぐらぐらと揺らし、もう一人はつっ伏して体をぴくつかせ、三人目ときたら、空いた議席に横になって自らの氏名標を枕にすやすやと。

凄まじい怒鳴り声あげ、怒髪天を衝く形相で駆け出すバーシー。さて、三議員の命運やいかに。

苦い文学

人権テロリズム

私たち、ホームレスの人権を守る会は、先日、緊急会合を開いた。

いまや、ホームレスは危機的な状況にある — そんな気持ちに突き動かされて、活動家たちが集ったのだ。

長いコロナ禍、ロシアの犯罪的な戦争、恐るべき円安により、我が国の格差はますます広がり、その結果、ホームレスでなかった人々がホームレスとなり、ホームレスであった者はさらに酷い状況に追いやられている。

そして、今、厳しい冬が訪れようとしているのだ。この冬を越せるだろうか? もはや崖っぷちだ。

しかも、恐ろしいことに、日本人のほとんどはホームレスの命など気にしていないのだ。

ホームレスの命を守るため、なんとか社会に訴えなくてはならない。私たちの緊急会合の議題はまさにこれであった。

そして、この議題をめぐって、ある若い活動家が実に大胆不敵な提案をした。欧米の環境活動家の行うエコテロリズムに倣って、私たちも人権テロリズムを行うべきだというのだ。

エコテロリズムとは、名画にスープなどをぶっかけて、環境問題に対する社会の関心を集めようという過激行為だ。

もちろん、これは暴力的な行動でもないし、また名画に致命的な損害をもたらすものでもない。平和的なテロだ。ただ、そのような過激な行為で社会を揺り動かすことを目的としているのだ。

私たちは全会一致で、この非暴力的な人権テロリズムに打って出るべきだと決議した。もはや、私たちにはそれしか残されていなかった。

そして直ちに、私たちは行動プラン作りに没頭した。欧米のやり方をそのまま日本に持ってくるのではなく、日本の状況に合わせて変えるべきところを変えることにしたのだ。

社会的なインパクトはもちろん重要だが、無益な反論を招くのも本意ではない。そのサジ加減がじつに難しかった。私たちの激論は深夜に及び、ついに完璧な人権テロ計画ができ上がった!

私たちは、名画ではなく、日本の名産品たる米を炊き、そこに思いっきり豚汁をぶっかけることにしたのだ。

そして、この人権テロリズムを決行した私たちは、それがいつもの「炊き出し」であることに気がついた。

苦い文学

私どもの認識

長らく無職だった私だが、最近、とても良い仕事を見つけた。

どんなのかといえば、人々がいろいろな問題を持ってくるのを解決するのだ。やりがいもあるし、人助けにもなる仕事だ。

難しそうに思えるかもしれないが、実は簡単だ。どんな問題もたいてい一言でカタがつく。

たとえば、「お前ら何にも仕事しないじゃないか」と怒鳴り込んでくるのがいる。

私は堂々とこんなふうに言う。「それは私どもとは認識が違います」

これでもう相手は反論できない。またこんなのもいる。

「お前らの仕事のせいで子どもが死んだ!」

もちろんこれも「それは私どもとは認識が違います」でオーケーだ。

ほんとに簡単だし、会社のために役立っていると言う実感もある。しかも、お金にもなる。この「それは私どもとは認識が違います」を一回言うだけで 500 円もらえるのだ。

とはいえ、注意しなくてはならないこともある。それは絶対に「私ども」でなくてはならない、ということだ。

うっかり「それは私とは認識が違います」となどと口走ってしまったことがあるのだ。その時は大変だったな。連中すぐさま「上司を出せ!」と絡むこと絡むこと。もっともこれも、追い「それは私どもとは認識が違います」でやっつけることができた。あくまでも「私どもの認識」でなくてはならないのだ。

しかし、この認識とはなんだろうか。まるでカチンコチンのレンガみたいなのだ。私がしているのは、この認識を積み上げて、ぐるりと壁で囲んで難攻不落の城塞を作るお仕事。

なんと誇らしい仕事ではないか。

苦い文学

バカなおじさんの悲痛

バカなおじさんが安倍晋三元首相を蘇らせて以来、本当の愛国者の時代が到来しつつあった。

もはや、反日勢力は一掃された。全員5回ずつ逮捕されて、収容所か、精神病院に送られたのだ。朝日新聞社は10回倒産し、いまや産経新聞の販売所となった。

学校では愛国教育が徹底され、国歌掲揚・国旗斉唱なしには、体罰ひとつできないありさまだ。

日本中に巣食う在日たちは、一人残らず入管預かりとなって、帰国の時を待っている。

これら「寄生虫」が不当な在日特権により日本人から盗み、溜め込んだ利権は、愛国者に解放されて、純国産の愛国企業がいくつも誕生した。そのおかげで、低賃金で人々が喜んで働く社会が実現した。

また、「少子高齢化社会」が、反日勢力の恐ろしい陰謀であることも暴露された。そんなものは嘘で、本当は「精鋭熟成社会」という世界がうらやむ日本が実現しつつあったのだ。

安倍元首相の復活を喜び、さっそく祝電を打ってきたのが、ロシアのプーチンだ。

この温和な指導者は、ロシアと日本との友好を喜び、ウクライナ発展への支援と引き換えに北方領土を返還しようと提案してきた。おお、バカなおじさんをはじめとする愛国者はどれだけ喜んだことか。

そして、これらの「美しい日本を取り戻す運動」最終目標である、改憲への機運も高まりつつあった。いや、実際のところ、高まりすぎて、改憲どころか廃憲になりそうなくらいだった!

バカなおじさんはといえば、安倍元首相復活の功により、とある愛国企業の取締役にのし上がり、「人権派弁護士、環境活動家、フェミニスト、NPO活動家」などの危険分子を懲らしめる棒の販売を一手に引き受けていた(これがまた売れに売れた!)。

しかし、これを憎々しげに見ていたのが、心のねじくれ曲がった左巻き親父だ。「このままでは日本がおかしくなってしまう」という歪んだ思想をもったこの左巻き親父、一計を案じて、安倍元首相の遊説ルートで待ち伏せしていた。

そして、正装したバカなおじさんを従えた安倍元首相が目の前に現れたとき、左巻き親父はこう叫んだのだった。

「真のお父様がお呼びですぞ!」

安倍首相はたちまち腐った肉の塊と転じ、バカなおじさんの悲痛な嘆き声のみ響いたと云々(でんでん)。

苦い文学

Say Sue Me 来日公演

勝手ながら私が「韓国の Yo La Tengo」と呼んでいるインディーバンド Say Sue Me の来日公演が今日渋谷クラブクアトロであった。

Say Sue Me は私が今年もっともよく聴いたバンドのひとつで、早くからチケットを取ったせいか、最前列で見ることができた。

バンドは、ギター2本、ドラム、ベースという構成で、シンプルな音作りだが、曲の良さ、展開の巧みさ、そして、インディーロックらしい演奏で、これがいいバンドなのだ。

ボーカルとギターは、スミという女性で、意外にもなかなか上手な日本語を話してくれた。

セットリストには、5月に出た良作『The Last Thing Left』からの曲も当然ながら含まれていて、特に「Around You」を生で聴けたのはうれしい。

とはいえ、耳の老化のせいか、だんだんグワワワーンとなってきた。ライブが終わり、見回すと、若い人も多いが、私と同年代の人も多かった。私と同じグワワワーン顔の人がいるかどうか探したが、残念ながらいないようだった。

さて、グッズを買った人には、ライブ終わりにサイン会があった。私はTシャツを買い、4人のサインをもらって帰った。

苦い文学

儲け話

この間、古本屋に行ったら、ミャンマーについて書かれた新書があった。

見ると、ミャンマーの経済発展は著しいので、今がチャンスだ、と書かれている。国境の少数民族の問題も、近いうちに解決するだろう、と。

もちろん、2021 年 2 月に、軍がクーデターを起こす以前の話だ。

私もこの「経済発展の時期」に、友人のビルマの人々から、たびたび、ビジネスの誘いを受けた。

「中古車を売ろう」とか、「日本の 100 円ショップをヤンゴンに持っていこう」とか、「日本の折り畳み傘は売れる」とか、「レストランをやろう」「水を売ろう」などなど。

そうした誘いの中で、今でも思い出すのが、人材育成だ。ある人が私に話を持ってきた。

どういう話かというと、ヤンゴンかどこかで日本語学校をやって、若者に日本で就職を斡旋するのだ。

そして、日本で職を得た若者の月給から、毎月1万円をさっぴくのだという。つまり、100 人斡旋したら、毎月 100 万円、何もせずとも入ってくるのだ。

こういうことが当たり前に行われているのかも、それともその人のひらめきによるものかどうかは知らない。また、合法的なことなのかどうかも私にはわからない。

いずれにせよ、これらさまざまな儲け話は、クーデターとともにどこか遠くに行ってしまった。

苦い文学

保護活動

昔、一人のずる賢い男がいた。生涯にわたりさんざん悪事を行ってきた男は、ずる賢くも、すでに蜘蛛保護済みであった。

しかし、それだけでは男は安心できなかった。そこで、駅に行くことにした。駅のデッキに上がると、保護犬と保護猫の里親募集をしている団体が大声で支援を呼びかけていた。男はボランティアに声をかけ、数枚の紙幣を差し出した。

「保護犬と保護猫のために寄付いたします」

ボランティアは大喜びで寄付を受け取り、領収書を切った。

用事を済ませた男が駅を立ち去ろうとすると、別の団体が男に声をかけてきた。「難民のために支援を!」

普段の男だったら唾を吐きかけていただろうが、その日は気分に余裕が生じていた。男は黙って数枚の硬貨を手渡した。

それからしばらく経って、男は死んだ。そして、地獄に落ちて責苦に苦しんでいた。

ある日、男が火焔に包まれていると、空から蜘蛛の糸がスルスルと降りてきた。「おいでなすった」と男がその糸を掴もうとすると、男の周りにいた罪人たちもいっせいに糸につかみかった。凄まじい奪い合いがはじまり、男は殴られ、蹴られ、弾き飛ばされた。

その時だった。ケルベロスとスフィンクスが現れて、糸に群がる有象無象を薙ぎ倒した。「保護犬と保護猫の化身だ」と男は喜び、自分の糸にもう一度飛びついた。

男はそのまま蜘蛛の糸を上ろうとしたが、再び、罪人たちの大群が押し寄せてきた。罪人があまりにも多くて、ケルベロスとスフィンクスも逆にやられてしまったのだ。群衆は男をぺちゃんこに踏み潰した。

その時だった。一群の人々が現れ、男を救出すると、群衆に向かって大声で怒鳴った。

「やめろ!」

罪人たちは動きを止めた。男を助けた人々は語りかけた。「みんな! やめるんだ! このお方は(と男を指した)難民を助けたすばらしい人なのだ!」

そして、その難民の化身たちは、男がいかに立派で、天国に値する人物なのかを口々に語った。罪人たちはその話を聞いて感動したようだった。

誰かが叫んだ。「そうだ! このお方こそ、天国に行くべきなのだ!」

「そうだ!」「その通りだ!」「よし! この尊敬すべきお方を胴上げしようじゃないか!」「胴上げだ!」

熱狂した群衆は、男の周りに集まり、胴上げを始めた。

「せーの!」「よっこらしょ!」「ばんざーい!」

胴上げされながら男が上を見上げると、見知らぬ罪人が必死になって蜘蛛の糸を上っているのが見えた。そいつはどんどん上がっていき、やがて蜘蛛の糸とともに消えうせた。

苦い文学

子どもたちを救え!

車に閉じ込められ亡くなる子どもの事件が相次ぎ、心を痛めた大富豪は、財団の研究員たちに対策を練るように命じた。

数ヶ月の激しい研究ののち、研究員たちは大富豪のもとにメガネに似た光学機器を持ってやってきた。

それを両目に装着すると、閉じ込められた子どもを即座に見つけ出すことができるのだという。

大富豪はなんでも自分が一番でないと気が済まなかったから、誰よりも先にその装置を試してみた。

すると、彼の目の前に、一面の雪景色が広がった。銃の音、爆発音、悲鳴のなか、傷ついた子どもたちが凍えているのだった。

「なんだ、これは」と大富豪はメガネを外した。

研究員たちが調べると、それはウクライナの戦場だった。

「どうやら、センサーの感度が弱すぎて、ウクライナに閉じ込められた子どもたちに反応してしまったようです」 研究員たちはセンサーを調節し、再び大富豪に渡した。

メガネを装着した大富豪は「おや、学校が見えるぞ」と研究員たちに報告した。しばらくすると、大富豪の様子が変わった。両手を勢いよくあげ、別人になったかのようには叫びだしたのだった。

「子どもたちを学校に閉じ込めたらあか〜ん! 俺は解放するんや〜、少年革命家や〜!」

「いかん!」と研究員たちは大富豪の顔からメガネをひったくった。調べると、どうやらピントが合っていなかったようなのだ。それで、大富豪は正気を失ってしまったのだった。

研究員たちはピントを調節し、感度をよりいっそう高め、大富豪に装着した。

「うむ、よく見えるぞ!」と大富豪はビルのてっぺんから街中を見回した。「どうやら、いまのところ、閉じ込められた子どもはいないようだ……いや! 反応あり!」 彼は街の一角を指差した。「あそこだ! 直ちに救出に向かうぞ!」

大富豪と研究員たちは、レスキューセットを持って現場に到着した。そこは広場だった。だが、車もなければ、子どもが閉じ込められそうなものもなかった。ただ、一人の男がいて、泣き叫んでいるのだった。

大富豪は取り乱した男に話しかけた。

「閉じ込められた子どもの救出にやってきたものだ。我々がくればもう安心だ。いったい、どこに子どもがいるのだ」

男は自分の胸を指した。「ここです」

「ここ?」

「そう、私の心に幼い頃の私が閉じ込められて、泣いているのです!」

男はそう言うと「苦しいよ」とか「助けて」とか言いながらのたうちまわった。

大富豪は研究員たちを見た。研究員たちはみな黙ってうつむいていた。

メガネは廃棄処分に決まった。

苦い文学

鉄道世界における争い

鉄道世界において運転手と駅員は激しく争ってきた。

運転手には限られた人しかなれない。いわば鉄道世界のエリートだ。いっぽう、駅員たちは運転手になれなかった恨みを抱え、運転手たちに嫉妬し、これを憎悪していた。それで、妨害活動に精を出すようになった。

どんなような妨害かというと、電車を止めるのだ。そのやり方には2種類あった。ひとつは、制服を脱ぎ捨て、一般人に身をやつして、線路内を歩き回るのだ。たちまち電車はストップだ。そして、運転手は電車が走らなければ、ただの人にすぎない。

もうひとつは、電車内で急病人を装うのだ。それっとばかりに駅員たちはその偽の病人に駆けつけて、まんまと電車を止めてしまう。運転手は大弱りだ。

こうしたいやがらせは運転手たちを激しく怒らせた。そこで、彼らは、対抗手段を考案した。駅周辺のならず者たちを扇動して、駅で傍若無人の振る舞いをさせ、駅員たちを困らせることにしたのだ。

この作戦は当初はうまく行ったが、しだいにならず者たちが増長し、駅員ばかりでなく、運転手まで困らせるようになった。

そこで駅員と運転手は、やむなくいがみ合うのをやめ、駅長のところに問題解決を頼みに行った。

だが、駅長に何ができよう。駅長は一日中、キーボードで発車メロディを弾いているだけなのだ。

結局、駅員と運転手は、毎日ならず者たちのために苦しむことになった。

これらのならず者たちが、現在の撮り鉄の祖先であると考えられている。