風刺・戯文

語れるゴミ

ごみ出しルールを守りましょう!!

ごみを出す際は、「出し方」「収集場所」「収集日」(朝8時30分まで)を守り、決められたルールで出しましょう!

ルールが守られていないごみは収集されませんので、ご協力をお願いします。

【語れるゴミ】成長の法則、成功プラン、世界の真ん中で咲き誇る日本、恋愛成就のパワースポット、言語化で人たらし、富裕層の習慣、外国人の日本賞賛、引き寄せ力、日本人の子どもの虐待死、魂の救済など。

【語れないゴミ】無意味な努力、貧乏人のアドバイス、狂人の長広舌、外人の日本語、犯罪者の正論、外国人の子どもの虐待死、知らない民族の大量虐殺など。

【資源ゴミ(「リサイクル」と書いてお出しください)】ヒーローのピンチ、恋人の難病、実は御曹司、敵が生き別れの兄、努力は裏切らない、庶民はしたたか、開けない夜はない。

【粗大ゴミ(回収は有料です)】無名の人の一生

【有害ゴミ(中身が見えない袋に入れてください)】リベラルの言説

【回収できないゴミ】国旗

*分別基準は選挙の結果により変わることがあります。

苦い文学

青葉市子@東京オペラシティ

3回抽選に外れて、ようやく青葉市子のコンサートに行く機会を得た。

15 周年記念コンサートの追加公演で、 1 月 23 日、東京オペラシティで開催された。それほど曲を知っているわけではないが、「いきのこりぼくら」だけでも十分聞く価値はある。ほかにもいい曲があった。

ステージはギターだけで、数曲、キーボードで歌った。スペシャルゲストは大貫妙子で、これは本当に特別な感じがしてよかった。

外国からと思しき観客も多かった。Apple Music のプレイリスト「インディーフォーク」にアメリカのミュージシャンたちにまじって曲が入っているくらいだ。不思議はない。また、4 月からワールドツアーもはじまるそうだ。

東京オペラシティのコンサートホールに行くのは初めてで、ライブハウスと違うので緊張した。音が響くので余計な音を立てないように注意していたが、急に喉に刺激を感じ、咳がしたくなって、大いに苦しんだ。これがオーケストラだったら、誤魔化しようもあったかもしれなかったが、ギター一本だけなので、逃げ場がなかった。

隣の人のお腹が鳴るのが聞こえるくらい静かな会場で、演奏中、ときどき、客席の中から「バターン!」と響く音が聞こえた。あちこちから同じ音が聞こえるのだ。初めはわからなかったが、たぶん携帯を落とした音だろう。

苦い文学

女性の扱い方

(本日、都内某所で、女性の扱い方についての講演が行われたが、以下はその講演記録からの抜粋である……)

……最近おおいに議論されておりますが、性加害を許すべきではないのはもちろんです。そればかりでなく、たとえ加害性が皆無でも、現代では女性の扱い方そのものが非常にセンシティブな問題だと捉えられるようになっています。

女性の扱い方が重要だというのは欧米ではすでに常識です。近年の #Metoo 運動でもはっきりと示されたように、女性に対するミストリートメントは憂慮すべき問題であるというのが、もはやグローバルスタンダードとなっているのです。

この点、日本では残念ながらまだまだ遅れていると言わざるをえません。今後、このグローバルスタンダードがしっかり日本社会に根付くかどうか、これは大きな課題です。こういうとまるで他人事のようですが、実際には、まさしく私たちの女性の扱い方が問われているのです。

女性の扱い方をけっして軽々しく考えてはいけません。慎重に慎重を重ねて臨むべきです。乱暴に扱ったり、ゆすったり、放り投げたりするのは論外です。やさしく、丁重に、心を込めて、置くときはそっと置き、横たえるときは両手でしっかり支える、そうした心配りが炎上を防ぐのです。

非常に難しいタスクですが、オールジャパンで挑めば、きっとやり遂げることができるはずです。

はい? なんでしょうか。どうぞ、ご質問があればおっしゃってください。ええ、女性の意見は、どうなのか、というご質問ですね?

お答えいたしますと、女性の扱いに女性の意見が必要でしょうか。扱うのは私たち男なのですから、むしろ男性の意見が重要では……

苦い文学

平和構築

ロック音楽のファンたちが先日、東京、渋谷の日本ロック会館に集まり、ロックと平和を考える講演会を開催しました。

講演会のテーマは「ロックに平和は創れるか」。ロック・ミュージックが現在まで平和のために果たしてきた役割を振り返り、これからの平和づくりに生かすのが目的です。

「ウッドストック、バングラデシュ・コンサート、ベッド・イン、バンドエイドなど、ロックの歴史は平和の歴史といえます」と、主催者のひとり、伊藤渋作さんは語ります。

講演会では、紛争地域の平和構築に取り組んできた専門家が壇上に登り、アフガニスタンやエチオピアでの平和構築の現状と課題を 400 人のロック・ファンを前に語りました。これからの平和構築活動において、ロック音楽の果たすべき役割は大きい、と強調します。

講演後の質疑応答では「ノエルとリアムを仲直りさせるのにどうしたらよいか」や、「山下達郎がサブスクに対して抱いている一方的な敵意を和らげるにはどうしたらよいか」などの質問が活発に出されました。

苦い文学

薬局にて

白髪とハゲに悩む私は、思い切って薬局に行くことにした。

しかし、その薬局はとてつもなく広いのだ。まるで体育館みたいだ。医薬品の棚がまるで迷路のように立ちふさがっている。いったい、どの薬がいいのかわからない。

店主に尋ねようかと思ったら、先客が2人いて、その対応をしているところだった。私は2人の後に並んで、順番の来るのを待った。

1番目の客が店主に言う。「五月病に効く薬はありませんか」

「どういったご症状で」

「毎日が五月のような気がするのです」

「それならこの張り薬がいいです」と店主は商品を出した。

次に2番目の客がつらそうに訴えた。「合併症に苦しんでいるのです」

「どうしたご症状で」

「この間は、銀行と銀行を合併させてしまいました。今は商社の合併です」

「なら、この塗り薬がてきめんです、どうぞ」

私の番が来た。

「白髪染めとハゲの薬をください!」

彼は私の頭に一瞥をくれるとすぐに1本の薬瓶を差しだした。

薬効を見ると「黒髪を白髪に染め、どんどん毛が抜ける」と書いてある。これぞまさしく私が必要としていた薬。

相談するなら、やっぱり、ちゃんとした薬局ですね。