公演は九十分で六本のコントが演じられた。会場は大爆笑で、私も笑った。コントの道具を入れ替える間に、前のコントと次のコントを繋ぐミニコントもあった。これは去年の単独公演でも見たが、相変わらずのうまさに感心した。
面白かったのでそれはそれでよかったのだが、笑ってばかりいると今度はもの足りなくなってきた。どこか笑えないところがあると私はうれしい。
笑えないところがあるというのは、まず、背後に毒や暗さがある感じで、これがあると「ちょっと待てよ」とノンキに笑っていられなくなる。もうひとつはなにかしら発見があるということで、そうなるともう笑っているどころでなくなってくる。
もっとも、ラブレターズに毒がないのは別に悪いことではない。そうした作風だからだ。また、発見というのは枠が外れたときに起きることが多い。例えば、漫才だと最初から役に入るわけではないので、演者の個性についてなにか発見することもあるが、コントでは最初から演技が始まるので、その外にあるものはあまり目に入ってこない。ただし、発見させるコントというものもあると思うが、これもまた作風の問題だ。
最後に心覚えにコントの順を記しておく。「ゴミ箱」「N」「孫」「シェフ」「音楽」「携帯」。これは本当のタイトルではなく、またネタバレにならないよう気をつけている。なので、これだけでは観ていない人はわからないだろうし、半年後の私にもわからないだろう。