世界の非アジア人の皆様へ
(世界アジア親睦協会日本支部代表より)
私たちアジア人は、非アジア人である皆様に謝罪の意を伝えたく、ここにお手紙を差し上げる次第です。といいますのも、私たちアジア人特有の吊り上がった目のせいで、皆様に大変なご迷惑をおかけしているからです。
皆様が私たちを見たときに吊り目をしたくなるという、そのお気持ちに我慢を強いている状態が現在続いております。私たちアジア人はそのお気持ちに寄り添うことができず、大変申し訳なく思っております。心苦しさのあまり、私たちの吊り上がった目も、心なしか下がりがちなのでございます。
このような状況は、無論のこと打開する必要があります。私たちはここでひとつの提案をさせていただきたく思います。
それは、スランティング・ボックスでございます。これはボタンひとつで展開する携帯式の簡易ボックスで、かつての公衆電話ボックスと似ています。皆様方におかれましては、アジア人と会う前、重要な国際会議の前、あるいは、急にのっぴきならぬ侮蔑の念が湧き上がってきたときなどに、このボックスをパッと広げ、中に駆け込んで、思う存分、目を引っ張っていただきたいのです。もちろんボックスの中は外から見えませんから、心置きなく吊り目をお楽しみください。しかるのちに、アジア人との交流・親睦に邁進していただければ、不慮のスランティングにより最悪の事態に至るということもないかと思います。
また、スランティング・ボックスが利用できない緊急時に備えて、携帯用のスランティング・マスクもご用意いたしました。これは顔全体を覆うマスクでして、両の耳の上に穴がございます。そこから両手を差し込めば、周りの人に気づかれることなく、好きなだけ目を引っ張れるスグレモノでございます。
非アジア人の方々におかれましては、これらの利器を積極的に活用していただき、末長く東西の友情が続くようにお計らいいただければとお願いする次第です。