非核三原則とは、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」とする政治的原則だ。この原則は、問題があるからなくすべきだという政治家もいれば、問題があるから強化すべきだという市民もいる。
また「撃ち込ませず」を入れて四原則にすべきだという意見もある。これに対しすでに「持ち込ませず」に含まれているから不要だという人もいれば、これにまた反論して「撃ち込ませず」を四つ目に加えて、敵基地を先制攻撃する能力も保有すべきだという人もある。さらに「持ち込み禁止」を明示して、ルールのわからない外国人が外で買った飲食物を店内で飲み食いしないようにするのも大事だと強調する人もごくわずかにいる。
非核三原則はあくまでも原則にすぎず、原理とは異なるとの主張も最近なされている。原則は人間が決めたルールだが、原理は科学的なものだというのである。ゆえにどんなに重要な原則でも、原理のほうが優先されてしまうのだという。
原理の観点から見ると、日本は現在、核攻撃に関して非常に憂慮すべき状況にあるのだそうだ。というのも、現在の世界では核爆弾の使用可能性ががぜん高まっているからだ。
そうした危機的状況においては、核を撃つのがアメリカにせよ、ロシアにせよ、中国にせよ、どの国であろうと、世界中の他のどの国よりも核爆弾が落ちる可能性が高いのは日本なのだそうだ。
というのも二度も核が落ちたのは、日本だけだからだ。原理的にいえば、三度ある。歴史はいつだって仏の顔をギリギリまで試す。これも原理だ。もうギリギリだ。