最近の日本語で気になったことを三つ。
ひとつは「〜くない」という言い方。例えば「来るくない?」「めっちゃ夢あるくない?」。これは「来るっぽくない?」「夢がありそうじゃない?」「来そうだと思う」「夢があるように思える」という意味で使われていることが多いようだ。この「〜くない」はもう日常会話に溶け込んでいるほど広がっているように思う。私は使わないが。これについては、すでに先行研究がある。
次は「〜まである」という表現。「〜ということまで起こりうる・ありうる」という意味で使われるようだ。「皇族にこんなことをするのだから、我々国民にはもっと酷いことをするまである」というのは私が作った例文だ。もっとも、これもいくつか先行研究がある。
最後は「しねーよ(しないよ)」や文末の「ねー」などの「えー」が「いー」や「いー」寄りに聞こえることがあること。つまり「しにーよ」に聞こえる。関東の田舎出身の芸能人がこう発音していたのを最近耳にしたので、そこの方言かと思ったら、それほど田舎ではない人も「いー」寄りで発音していた。
「えー」が「いー」になるのは、別に不思議ではないことで、英語の me も同じだし、アラビア語でも似たような現象がある。もっとも、日本語のこの現象が音変化なのかどうなのかはよくわからない。たまたまかもしれないし、私の聞き間違いまである。
すでに大方の人が気づいている現象だろうが、私のように日本語をよく知らない人の耳にも入ってくるというのは、こうした現象の広がりを知る上で、ここに書いておくのは意味あるくない? と思う。