苦い文学

タイパ

コスパ(コスト・パフォーマンス)とは、使った費用に対して得られた満足度・効果の割合であり、「コスパがよい」とは、安くて効果大ということだ。

ここから派生して、タイパ(タイム・パフォーマンス)ということも言われるようになった。コスパになぞらえて言えば、短い時間で高い満足度を得た場合、「タイパがよい」ということになる。

タイパの追求は若い人たちの間でとりわけ広がっており、「タイパの悪い」ものは次々にカットされたり早送りされているという。

こうした傾向に批判的な向きもあるが、それはともかく、タイパ追求が少子化や若者人口の減少に関係しているのはいうまでもない。

なぜなら、満足度の点から考えるならば、人生ほどタイパの悪いものはないからだ。若者が生まれたがらなかったり、「早送りする不孝をお許し云々」とやるのも無理ないことと考える。それゆえ、少子化や早送りの対策としては、満足度重視のライフプランの提案が欠かせないと思う。戦争とか貧困とか絶望とかもってのほかだ。

さて、最近では、タイパのみならず、時空パフォーマンスについても議論されるようになった。

時空の観点から見れば、宇宙ほどスカスカでジクパの悪いものはないので、ちゃっちゃと早送りしたほうがいいというのが、物理学者の見解だ。