2013 年 2 月 14 日のお昼前、私はヤンゴンの民主化団体、88 ジェネレーション・ピース・アンド・オープン・ソサイエティの事務所にいた。
その 2 階の会議室で、私はココジーとミンゼヤーという 2 人の著名な民主化活動家に会い、ビルマの現状や、2 人が経験した獄中生活について、話を聞いたのだ。
インタビューが終わって、1 階に降りると、人でにぎわっている。広間に置かれた大きなテーブルでは,若い人たちが食事をしていた。もう昼時だ。豚肉の料理,鶏肉の料理,魚のぶつ切りの料理などが並び、お祝い事のようだ。私も招かれ、いつものように遠慮なく食べ始めた。
すると、私と同じ年代の男がやってきて隣に座り、いろいろと話しかけてきた。
「今日は私の誕生日です! だからこうやってみんなにお昼を振る舞ってお祝いしているのです」
彼は、黒い服を着た女性を指差して、妻だと言った。彼女は奥の方から食べ物を運んだり、客をもてなしたりしていた。
「私たちは 2 人とも刑務所にいました」
2008 年 11 月 11 日、夫婦は一緒に 65 年の刑を宣告され、まだ赤ん坊の娘と引き離されて投獄されたのだそうだ。大統領恩赦で釈放されたのは、前の年(2012 年 1月)だ。
その男の名前はコ・ジミーと言った。今年 7 月 25 日、ビルマ軍事政権に処刑された 4 人のうちのひとり、チョウミンユーの別名だ。
私は彼と同い年で、同じ年に生まれた娘もいる。私にできることは何かと考え、ここに彼のことを書くことにした。