苦い文学

SAY SUE ME

OST(オリジナル・サウンド・トラック)と呼ばれる韓国のドラマの挿入歌には、よいものも多く、ドラマの楽しみのひとつといっていい。

最近見た「ユミの細胞たち」(2021、スタジオドラゴン)の挿入歌のいくつかは、韓国のインディー系(といっていいような雰囲気)のミュージシャンたち担当していて、これで私は The Black Skirts、Band Nah、Say Sue Me といったいくつかのよいミュージシャンやバンドを知ることになった。

なかでも「My Haert」を提供した Say Sue Me はとくに気に入った。ギターの感じといい、曲調といい雰囲気がアメリカの3人組バンド、Yo La Tengo なのだ。女性がボーカルなので、そこも近い。

それで、このバンドの他の曲を聴いてみると、やはり Yo La Tengo 感が強い。それどころか、ギターの調子が、もっとさかのぼって The Velvet Underground すら思い起こさせる。

などと思っていたら、The Velvet Underground の “Beginning to See the Light” をカバーしたりしてて、喜ばせてくれる。なお、このバンドは英語で曲作りをしているようだ。

さて、最近、というか3日ほど前に、Yo La Tengo が1997年のアルバム “I Can Hear the Heart Beating as One” の25周年版を出した。早速ダウンロードして、外出時に聴いてみた。

最近、私はアルバムを気にせずに聞くので、どの曲がどのアルバムに入っているかあまりわからないが、外を歩きながらいつもの Yo La Tengo の感じを楽しんだ。曲名を知りたくなった私は、携帯を確認して愕然とした。

私が聴いていたのは Say Sue Me であった。

歩きながら携帯を操作したので押し間違えたのだ。

ちなみに、ネットを探すと、Say Sue Me の日本語のインタビューを読むことができる。そこでは、Yo La Tengo の音楽との関連がはっきりと語られている。