風刺・戯文

『存立危機事態 ザ・ムービー』

【ザンゲー通信:記者の目】
日本の首相が、台湾有事が「存立危機事態」だと発言したことに対し、中国政府が大きく反発しています。中国にとって台湾は自分の一部であり、首相の言葉は、中国と台湾の分断を煽るものだというのです。

そんななか、中国の高官がこんな発言を——

「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬のちゅうちょもなく斬ってやるしかない」

この強烈な言葉は、日本中に大きな怒りと反発を生んでいます。なかには「首相とその首の分断を煽るのは内政干渉だ」と言い返す声まであるとか。

日本の首相の発言をきっかけに、ヒビの入った日中関係。ですが、私はこの機会こそ、日中友好の好機ではないかと考えています。

中国の高官の発言ですが、おそらく、この発言は中国伝統の剣術である薛剣を念頭に置いてなされたものでしょう。この剣は明末清初の混乱の世に斬首に用いられたと伝えられ、斬首剣とも呼ばれているとか。

いっぽう、「勝手に突っ込んできたその汚い首」という言葉にも興味深い背景が。日本から台湾までの距離を考えると、これは明らかに日本の妖怪「ろくろっ首」を踏まえたものでしょう。どんな首相の首だって、そんな遠くまで伸びれば、汚くもなろうというもの。

ここで提案なのですが、この件を機会に、斬首剣の達人と妖怪ろくろっ首が台湾を舞台に大暴れして、とんだ存立危機事態を引き起こす大活劇映画「斬首剣 VS ろくろっ首」を日中合同で製作したらどうでしょうか。作品の出来はともかく、「存立危機事態」は映画の中だけで十分でしょう。