報じられているところによれば、ロシアはウクライナで偽旗作戦を用いているという。
偽旗作戦とは、敵になりすまして軍事行動を行うことだ。そして、それを口実におおっぴらに戦争などを仕掛けるのだ。
実はこの偽旗作戦、我が国でも行われていることは知られていない。それは以下のとおりだ。
現在ウクライナで起きている惨事について多くの人びとが心を痛めているが、なかには興奮して叫び出す勇ましい人もいる。
そうした勇ましい人々は、ウクライナの危機は、今まさに日本が直面している危機でもあると考えるのだ。
「なぜなら、ほら! 中国やロシア、北朝鮮といった剣呑な連中が、我が国を狙っている!」
そして、ある種の人々は、この勇ましい雰囲気を利用して、核共有だ改憲だと、さらに勇ましいご提案をここぞとばかりに繰り出す始末だ。
「我々もウクライナのように負けないぞ!」と、気分はもう戦時下だ。
だが、私はこれには正直納得できない。というのも、我が国はどう考えてもロシア側の国だからだ。
我が国の歴史を振り返ると、侵略されるよりも、むしろ侵略する側であった。ウクライナらしいところはまったくないのだ。
となると、我が国の勇ましい人々によるウクライナの味方づらの裏には、実はロシア的本性が隠れているのではあるまいか。確かに、これらの連中の言い分ややり口はいかにもプーチン的なのだ(というか戦争以前はこぞってプーチンの賛美者だったのだ)。
欺瞞をもって日本をよりロシア的にしようとする、こうした汚いやり口はまさに偽旗作戦と呼ぶにふさわしいではないか。