私はオリンピックにはあまり関心がないが、メダルの数には大いに関心がある。とはいえ、日本がいくつとったかということではない。私がオリンピックが来るたびに知りたいと思うのは、メダルと国との関係だ。
まず前提として、オリンピックは国別で競うのだから、メダルも国と密接な関係があるといえるだろう。だからこそ、私たちはどの国がメダルたくさんとったか、とか、我が国はメダル獲得数は何位か、ということを気にするのである。
では、その、メダルと国の関係はいったいどのようなものだろうか。つまり、メダルの数から、その国についてどのようなことが言えるだろうか。
メダルをたくさんとった国はとっていない国よりもすばらしいということだろうか。だが、どうもそうでないようだ。では、メダルの数はその国の民主主義の成熟をあらわす、はどうだろうか? いや、そんなわけない。ならば、メダルをたくさん取った国は金持ちということだろうか。これはある程度は当てはまるが、少なくても豊かな国はたくさんある。
要するに、メダルの数からはその国についてなにもいえないのだ。そして、私たちもメダルの数がなにを意味するのか知らない。私たちはわけのわからないものに熱狂していたのだ。
メダル集めたさに一喜一憂したり、誤審だなんだとカリカリしたり、果てはせっせと誹謗中傷に精だすくらいならば、ポケモンスタンプラリーのほうがずっと平和的ではないだろうか。