男性アナウンサー「ホメオパシーってご存知ですか?」
女性アナウンサー「いいえ、恥ずかしながら」
男性アナウンサー「ホメオパシーとは同種療法とも呼ばれ、『同種の病気に関係するものを使って病気を治す』というインチキ医療だそうです。このたび、とある施設で、ホメオパシーを用いてバカを治すという試みが始まりました。その様子、ご覧ください」
(映像:施設の様子をたっぷり映したのち、施設長が登場。記者に説明する)
施設長「この施設には約50人のバカな患者が入院しています。私たちはこの度、新しい試みとして、バカのホメオパシー療法を開始しました。慎重に選ばれたバカを、バカを訴える患者の病室に入居させることで、患者のバカさを改善しようとしています」
記者「入居するというと?」
施設長「患者のバカは、ホメオパシー用バカと朝から晩まで生活をともにするのです。こうすることでホメオパシー用バカのバカさが患者の自然治癒力を刺激し、バカ改善に結びつくと考えています」
記者「それだけですか? 薬などはないのですか?」
施設長「ええ。ただ、薬ではありませんが、患者のバカはバカのエキスをたっぷり染み込ませた砂糖玉を1日200個摂取することになっています」
(続いて病室の様子が映し出される……)