苦い文学

頭悪いね

(曲が終わる)

「お聞きいただいたのは、アべートルズの新曲『キックバック』でした。本日はヘビー・ローテーションでお届けしております」

「いやいや、何回かければ気が済むんですか?」

「キックバックだけに、ノルマがありまして……というところでお便りが届いています。長崎3区のラジオネーム『じじい』さんからです」(と読み始める)

……こんにちは。毎日楽しく聞いています。いきなりですが、ちょっと困ってます。先日、裏金のことで記者たちに質問攻めにあいました。本当にしつこくて、記者に対して「頭悪いね」といってしまいました。

ところが、それが炎上してしまったのです。もう全国的なニュースになってしまい、地元の支援者からも苦情が来る始末です。

実は私もこれは言い過ぎたな、と思っておりまして。韓国か北朝鮮を相手にしているような気分になってしまったんです。それですぐに反省いたしまして(般若心経を唱えているうちに落ち着いてきたのです)、謝罪をしようと、決心しました。

そこで翌日、外に出ますと、記者たちがたくさんいます。あいかわらずしつこく質問するのですが、私も反省いたしておるものですから、こんなふうにお答えしました。

「記者のみなさんは、じつに頭良いですね〜。ですから、何度も言っているじゃないですか。お答えできませんって。ダメ、質問しても、これ以上、無駄ですよ。何もいいません、いやほんとに、みなさん、頭良いですね〜」

これが昨日にも増して大炎上なのです。悪くいってもダメ、良くいってもダメ、いったいどうしたらよいのでしょうか……