宮崎駿の新作映画「君たちはどう生きるか」が 7 月 14 日に公開された。宣伝も行わず、内容もわからなければ、誰が出ているのかもわからない。すると、バカは余計に興味をそそられて見たくなる、そういう宣伝手法だ。私も興味をそそられて見に行った。
感想としては、面白かった。もう一度見てもいいくらいだ。
まだ見ていない人のためにあらすじを紹介しておこう。
貧しい靴職人が、ある日、礼拝堂で不思議な男に出会う。この男、冬だというのに素っ裸でいる。靴職人はその男に自分のコートを着せて家に連れ帰った。
その男はミハイルといって、居候して靴職人を手伝っうことになった。ミハイルはむっつり顔で働くのだが、ごくまれに笑顔になる。すると不思議な出来事が起きるのだ。そして、三度目の笑顔を見せたとき、ミハイルは自分が天使であることを明かす。神から与えられた罰が許されたと語り、翼を生やして天に昇っていった。
*お断り:ネタバレなしのため、ここに紹介したあらすじは「人はなんで生きるか」(トルストイ作)となっています。