北朝鮮のミサイル発射による威嚇が続いている。我が国の安全を脅かす重大な事態だ。
こうした危機に対して我が国ではかねてから、ミサイル防衛システムの整備を進めてきた。
弾道ミサイル対処能力を持つイージス艦とペトリオット(PAC-3)の配備によって、防衛体制を構築するとともに、自衛隊が、レーダー、人工衛星、航空機、艦艇などあらゆる手段を用いて、常時、我が国周辺を警戒監視しているのだ。
それだけではない。北がミサイルを発射するやいなや、自動警戒管制システムが着弾点を直ちにはじき出し、すぐさま迎撃を行うようになっている。
だが、これで本当に我が国は安全だろうか? 我が国の守りはこれで鉄壁であろうか? 答えは否だ。我が国は今なお北のミサイルの脅威にさらされているのである。
ここで私は、北朝鮮のミサイルによる脅威を限りなくゼロにする、画期的な防衛策を提案したい。
それはナビダイヤルの導入である。
我が国をナビダイヤルで城壁のように包囲するのだ。
いかなるミサイルであろうと、我が国に飛来するやいなや、ただちにナビダイヤルが発動する。
まずは非情な警告から始まる。「ナビダイヤルの通話料金は、発信者様のご負担です」
ついで「サービス向上のため録音させていただきます」という威嚇。これに続くのは、いつ終わるかも知れぬ、恐ろしく長いガイダンスだ。この初期防衛プロセスによってミサイルは大いに推進力を削がれる。
だが、それだけではない。次にミサイルを待ち受けるのは、永遠に続くかのような番号の選択の迷路だ。ミサイルは、さまよい、待たされ、耳障りな音楽を苦々しい顔で聞き、さらにさまよう。そして、ようやく出口に辿り着くのだが、そこで、ああ、あろうことか、こう聞かされるのだ。
「ただいま混み合っておりますので、しばらく経ったのちもう一度おかけください」
ミサイルは絶望とともに、北朝鮮へと弾き返されるのだ。
「ナビダイヤル防衛」、ぜひ前向きに検討していただきたい。