今年もカレン・ニューイヤーの時期がやってきた。
これはビルマとタイに住むカレン人が新年を祝うお祭りで、日本でも在日カレン人によって開催されている。私の記憶では1999年にはもう行われていたと思う。
私はほぼ毎年参加しているが、時期も会場も毎年違う。それはカレン人の伝統的な暦が太陰暦を用いているとかで、祭りの日が 12 月の末だったり、1 月の初めだったりするからだ。しかし、在日カレン人の多くは普段は働いているので、その年のニューイヤーにいちばん近い週末に設定されることが多い。今年は、12 月 27 日のお昼からということになった。
会場もいつも違う。以前はカレン人コミュニティも小さかったので、結婚式場のような場所で十分だったが、今はそうはいかない。カレン人も、そのほかのビルマの人々も増えた。だから最低でも、500 人は入れる会場でなくてはならない。
年末にそんな会場を東京で見つけるのはむずかしい。これは在日カレン人コミュニティの大きな悩みで、それもあって、夏前ぐらいから会場選びが始まったりする。
今年の会場は赤羽の赤羽会館で、1階席2階席合わせて 650 人のキャパだ。だがそれももうギリギリというくらいの盛況ぶりであった。