苦い文学

秋は馬車馬に乗って

この秋、「ノー・キングス(嘘つきにして独裁者であるトランプのような王様はいらない)」を掲げる大規模な抗議デモが全米各地で行われています。これまでに 600 万人が参加し、「民主主義と自由が脅かされている」と感じている市民の力が結集した結果だ、と主催者は語ります。

日本でもこの抗議運動に呼応する動きが始まっています。今日、東京の高田馬場に市民が集まり、日本の右傾化と外国人排斥に反対するデモ行進が行われました。

参加者のひとりは「このままでは戦前の軍国主義が復活してしまう、そんな危機感に突き動かされて、馬喰町から駆けつけました」と語ります。

アメリカの「ノー・キングス」に倣って、今回のデモでは、参加者たちはみな「ノー馬車」というスローガンを掲げて行進しました。馬込に本部を置く主催団体は「馬車がなくなれば、馬車馬も必要なくなり、結果、馬車馬首相も不要になります」と説明します。

「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」を地でいくこの運動、はたして馬と出るか鹿と出るか、今後が注目されます。