苦い文学

昭和の魂、百までも

昨日、東京、霞ヶ関にある経済産業省のビルで暴れたとして、50 代の男が逮捕されました。ビルに侵入しようとした男は、制止しようとした警備員を突き飛ばし、通報によって駆けつけた警察官に取り押さえられました。

男が押し入ろうとしたのは、経産省のビル内にある産業技術総合研究所の計量標準総合センター東京本部。日本の長さ・質量・時間・温度などを維持・管理する機関です。いったいどうして男は侵入しようとしたのでしょうか。その背景には意外な動機がありました。

(男の知人)「なんでも、ガールズバーっての? そこの若い女の子に入れ込んで、結婚まで考えてたんだけど、その女の子は背の高い男が好きだってんで」

(記者:男の身長は?)「160 cm 台かな……」

男は計量標準総合センターで「昭和の 160 cm 台は令和の 180 cm 台だ」と発表するように要求するつもりだったと供述しています。

なお、警察によれば、男は「昭和ならこれは犯罪ではない」と犯行を否認しているそうです。