苦い文学

開示請求

かつてインターネットで私のことを中傷する人がいた。私はそうとうイヤな思いをしていたが、どうすることもできなかった。しかし、たまたまネットに詳しい人に知り合い、このことを相談すると、開示請求すればよい、と助言してくれた。

面倒くさいし、お金もかかりそう、と言うと、その人は、実際にしなくても、例えば「中傷を削除しないと開示請求する」という態度を相手に示すだけで、事態が収まることもある、と教えてくれた。そこで、私は「開示請求するぞ」ということが相手に伝わるようにしたところ、たちまち中傷は止んだのであった。

これは開示請求手続きが以前よりもずっと簡単になったためで、もし複雑な手続きが必要だったら、私の「脅し」も効果がなかったかもしれない。なんにせよ、人々が開示請求を深刻に捉えるようになったのはけっこうなことだ。

先日も、居酒屋でひとり飲んでいたら、隣で騒いでいた酔客に絡まれた。非常に不愉快だったので「開示請求するぞ」と言ったら、たちまち静かになった。また、最近困っているのは、職場の同僚が私になにかと意地悪してくることだ。いずれ開示請求をチラつかせて、とっちめてやるつもりだ。