【ザンゲー通信社・記者の目〜一味違う視点でニュースを分析!】
ミャンマーの特殊詐欺グループの拠点で、詐欺に加担させられていた十代の日本人の少年が保護されました。タイ警察によれば、この少年は騙されて誘拐され、監禁状態に置かれていたといいます。
ミャンマーに限らず、東南アジアでは、偽の求人や誘いなどにより拉致された外国人が詐欺に無理やり加担させられるケースが相次いでいます。今なお、何人もの日本人が拉致・監禁され、暴力にさらされながら働かされている、という証言もあります。
このような詐欺グループに若者が巻き込まれないようにするにはどうすればいいでしょうか。ネット上の情報を不用意に信じない、というのも確かに重要です。ですが、詐欺グループの巧妙な誘い出しに騙されないでいるのも難しいことです。
ここで、詐欺グループがどうして日本人を必要とするのかを考えてみましょう。それは日本国内で特殊詐欺を働くのに日本語話者が不可欠だからです。つまり、特殊詐欺のために日本語を話す能力自体が重要なのです。とすると……
《ここでズバリ記者の目!》
ならば、日本語でのコミュニケーション能力をもつ AI を犯罪者たちが容易に利用できるような形で配布すればいいのではないでしょうか。そうすれば、特殊詐欺グループもわざわざ日本人の若者を誘拐せずに済むはずです。
もちろん技術的には困難もあるかもしれませんが、下町の優秀な技術者たちが力を合わせてオールジャパンで取り組めば、きっと素晴らしい日本語会話 AI を詐欺グループに提供できることでしょう。