苦い文学

私の節約法

この世界はなんと悲惨に満ちていることでしょうか。

どれだけ多くの人々が、なんの罪もないのに、命を奪われていることでしょうか。自分のものでない戦争のために戦場に駆り立てられ、政治家たちの無責任な虚言・流言飛語・陰謀論の責任を押しつけられて、惨めに殺されていることでしょうか。

そして、どれだけ多くの子どもたちが、自我すら芽生えぬ幼児たちが、それどころか、この世界の光を浴びたばかりの赤子たちが、大人も背負えないほどの苦しみを味わいながら、無惨にも殺されていることでしょうか。

私はいつもこれらの命のことを考えるようにしています。そして、これらの命がこの地上にもう一度、生まれるよう、そして平和な人生を送れるよう、心から願っています。

とくに私が「人生は一度きりだから、これ買っちゃえ」とか、「たった一度の人生だから、贅沢しちゃうぞ」とか考えがちのときに、そう願うようにしているので、余計な出費を抑えることができ、ずいぶん貯金ができました。

これからも悲惨な世界に期待しています。