苦い文学

強い心

【「日本を再び偉大にする党」の総裁、河豚やすし氏の演説記録より】
みなさん! 今年のノーベル平和賞は、日本原水爆被害者団体協議会に授与されました。核兵器廃絶のためにたゆみない努力を続けたことが、授賞の理由だということです。なんと素晴らしいことではありませんか!

原爆は広島と長崎に壊滅的な影響をもたらし、悲惨な地獄としました。その経験が、二度と核爆弾を使わせてはならない、という決意を生み出したのです。

ですが、それだけが核の脅威を根絶する方法ではありません。ロシアとイスラエル、イランという核保有国が戦争状態にある今、核兵器の廃絶は現実的には不可能です。ならば、私たちが核に負けない強い心を持つことで、核を無効化することもできるのではないでしょうか。

例えば、現在の日本が直面する重大な危険は、北朝鮮の核ミサイルです。ですが、私たちはいったいなぜこれを恐れているのでしょうか。もちろん、それが、我が国土に悲惨な影響を与えうるからです。ですが、ちょっと考えてみてください。たった一発で、日本が全滅するわけなどないではありませんか。

いや、北朝鮮には三十発の核兵器があるぞ、という人がいるかもしれません。では、そのすべてが日本に打ち込まれたとしたらどうでしょうか。それで日本は全滅するでしょうか。おそらく数百万人程度が死ぬだけではないでしょうか。人口のほんの一部なのです。

そうなのです。恐ろしい核兵器といえども、日本を滅ぼすことなどできないのです。なにを恐れることがありましょうか! 何百万人死のうと、恐れず、動揺しない心、そうした強い心があれば、核兵器などまったく無意味なのです。

ああ、それにしても、もし、日本人が原爆で怖気づかなければ、今ごろ、世界は違っていたかもしれません。北朝鮮も中国も、日本の強い心とリーダーシップのもと、おとなしく平和を享受していたに違いありません。戦時中の日本人が怯懦だったばかりに、現在の日本の私たちがイヤな思いをしているのです!

だから、もし私たちが弱く臆病な心のままだったら、同じように私たちも将来の世代によって非難されるのではないでしょうか? そんなのは御免です。核兵器に負けない強い心を持つことだけが、未来の日本を、いやアジアを救い、それによって現在の私たちを救うのです。

日本人よ、強い心を持とうではありませんか。日本中に核爆弾が降りそそいでも恐れない強い心を持ちましょう!

そして、もし核兵器がみなさんの頭の上に核爆弾が降ってきたとしても、心配しないでください! まるで虫ケラが蹴散らされるのと同じだ、そんなふうに、必ずや私たち「日本を再び偉大にする党」が強い心でしかと受けとめることをお約束いたします!