【ザンゲー SCIENCE ニュース】
カッパの存在はいまだ確証されていませんが、カッパが言語を話すというのは確実だとされています。なぜなら、カッパが言語を介して日本人と交流していたという記録はおびただしくあるからです。
しかも、両者のコミュニケーションにほぼ問題がなかった点から、その言語は日本語(か日本語にきわめて近い言語)であることはまちがいなく、またその発音もほぼ正確であったろうと考えられています。
この発音について、しばしば取り上げられるのは「カッパは両唇音の発音ができたかどうか」という問題です。両唇音というのは柔らかな上下唇で発音される音で、マ行・パ行・バ行などがこれにあたります。カッパの口は硬いクチバシなので、両唇音はできないと考えられてきました。
ところがこれに異を唱えるような研究が近年続けて公刊され、にわかに状況が変わりました。これらの研究によれば、カッパのクチバシは「鳥とは異なり、ぼってりした肉に覆われていた」か「鳥と同じようだが、厚めの粘膜に覆われていた」のいずれかだといいます。クチバシを覆う肉、もしくは粘膜が、ソフトな唇の代わりとなっていたというのです。
学問的な決着はさておき、キュウリやカッパ巻きを食べるときに、カッパのクチバシのことを考えながら食べると味わいも増す(?)かもしれませんね。