外国人たちが日本の元号を使いうのをやめろと文句を言っているらしい。いったいなんのつもりなのだろうか。この国のやり方に従えないのなら、どうぞ出て行ってもらおう。
そして女たちが過去のあれこれを蒸し返して私たちを攻撃している。私たちが甘やかしすぎて、増長したのだ。
それに子どもも若い連中もなにをしでかすかわからない。教育もダメだし、管理するやつらもだらしない。損をしてイヤな目にあうのはいつだって私たちだ。
だがもっと剣呑なのは老人たちだ。私たちを轢き殺そうと虎視眈々のおいぼれどもだ。ベッドにでも縛りつけておくほうが、私たちにとってはよっぽど安全だ。
あろうことか、貧乏人どもが人権などと言い出して、私たちを責めたて始めた。人並みに人権が欲しいならば、生活保護などもらうのやめて真面目に働くがいい。これもインチキ活動家と弁護士どもが裏で煽動しているに決まっている。私たちから奪えるだけ奪い取ろうという魂胆だ。
いや、それか野党の連中だ。こいつらは生来の異常者で、私たちの国を滅茶苦茶にして、外国のハゲタカどもに売り払おうとしている。全員逮捕すべきだ。
日本は卑しい犯罪者が多すぎる。こいつらは私たちの金を狙っているのだ。だが金を奪いたいなら私たち以外からにするがよい。
そうだ、私たち以外からだ。
それにしても、私たちであることはなんと誇らしく美しいことだろうか。この美しい私たちを守るために、私たち以外の最後のひとりがいなくなるまで、全力を尽くして私たちは連中を戦わせるつもりだ。