外国人(かしこまって)「主任、チョット、オ時間ヨロシイデショウカ」
日本人「おや、ズンさん、なんですか」
外国人「私ハコレマデ日本語ヲシッカリ勉強シテキマシタ。日常生活ヲ送ルノニハ困リマセンシ、職場ノ日本人ト会話スルノニモ問題ハアリマセン。ソレバカリカ N1 ニモ合格シテ、モット日本ノコトヲ知ロウト、日本ノ新聞ヤ小説ヲ読ンデイマス」
日本人「ええ、それで?」
外国人「ソコデ、折リ入ッテオ願イシタイコトガアルノデスガ」
日本人「なになに」
外国人「アノ、モウ片仮名デ話スノヲヤメテイイデスカ」
日本人(驚いて)「えっ、それは難しいですね」
外国人「ドウシテデショウカ? 私ハ日本人ト同ジヨウニ日本語ヲ話セマス」
日本人「ズンさんは、外人だからわからないんですね。日本では、外人はカタカナで話すのがきまりなんですよ。わかる? 外人、ひらがな、ダメ」
外国人(困惑しながら)「デスガ、ソレハ差別デハ」
日本人「ああ、差別、差別、差別、それは外人の考えです。これは日本のルールです。ズンさん、ゴミ出しのルール、わかりますね。それと一緒。外人、カタカナ、ルールです! ルールを守って国際化!」
外国人「……」
《数日後》
日本人「ズンさん、こんにちは!」
外国人(憔悴しきって)「……朕󠄂惟フニ……我カ皇祖皇宗……國ヲ肇󠄁ムルコト宏遠󠄁ニ……德ヲ樹ツルコト……深厚ナリ……」