苦い文学

AI とジョン・レノン

ビートルズの新曲 “Now and Then” が先日、世界中で配信された。

もともとはジョン・レノンのデモテープをもとに、1995 年にレコーディングが進められていたのだが、当時の技術ではデモテープからジョンの声をうまく抽出することができず、棚上げされていたのだそうだ。

それが現在の AI の進歩により、ジョンの声がクリアーに分離できるようになった。

1995 年の試みは失敗だったが、そのおかげでジョージ・ハリスンの演奏が残っていたのはなによりであった。存命しているポール・マッカートニーとリンゴ・スターで 4 人による新曲がここに完成することとなったのだ。

これは本当に素晴らしいことで、私を含めた世界中のビートルズ・ファンが、今、涙を流しながら聴いている。

この偉業は 4 人の想いと、AI によるジョンの歌声の復活がなければ実現できなかったと思う。

それだけに、一部のメディアが、岸田首相の「増税メガネ」にならって、ジョンのことを「AI メガネ」と呼んでいるのは、本当に残念だ。