苦い文学

孤独な人々

孤独な人はいつ爆発するかわからない。孤独はまるでガスみたいで、溜まりすぎるとちょっとしたきっかけで爆発してしまうのだ。

その爆発の結果どうなるかは、ニュースで見る通りだ。テロ行為や銃の乱射や無差別殺人だ。

こうした犯罪を防ぐためになにが重要だろうか。当然のことながら孤独な人々を作らないことだ。

では、そのためにはなにが必要だろうか。まずは孤独な人を特定することが大事だろう。

孤独な人の特定はそう簡単ではない。おそらく一番いいのは、孤独な人を通報する制度をはじめることだ。

身の回りにいる孤独な人をできるだけ多く当局に通報するのだ。犯罪者予備軍なのだから、プライバシーだの人権だの言っている場合ではない。孤独な人を当局に明け渡すのは、社会を救うことなのだ。

また、スマホのアプリを開発してもいいかもしれない。スマホのカメラを人に向ければ、アプリが孤独かどうかを判定してくれるのだ。80%以上だとスマホが勝手に警察に通報してくれる。

こうした通報を奨励するために、報奨金も出したほうがいい。金額はマムシ駆除と同じ額でいいだろう。

また、一万人以上孤独な人を通報した功労者には勲章を贈るべきだろう。

もっとも、そんなにたくさん通報した人に、友人がいるかどうかはわからないけれど。