苦い文学

制圧行為

警官たちはよってたかって人を制圧するのが好きだ。

制圧される人は、例えば何かが原因で暴れたり、混乱していたりする人だ。警官たちはこうした人が手に負えない、あるいは危険だと見るや、すぐさま飛びかかって制圧にかかる。

制圧されるのは恐ろしいし、苦しいので、制圧された人はますます暴れる。すると警察たちはまだ制圧が足りない、と考えて、これでもかとばかりに地面に押しつける。

すると、制圧された人はますます苦しくなって体を動かす。だが、それが逆に作用する。警官たちは両手ばかりでなく膝も使って、ますます強く押しつける。全体重をかけてぎゅうぎゅういわせる。その結果、押さえつけられた人は窒息したり、意識不明になったりして、死んでしまう。

もしかしたら「ギブ! ギブ!」と叫んでいたかもしれない。だが、たいてい警官の耳には届かないし、届いたとしても、信じない。いったん制圧のスイッチが入ったら、これを止めることは不可能なのだ。

警官による制圧行為で、これまでいく人もの人が死んだ。

私はこうしたニュースを聞くたびに、悲しみと恐ろしさを感じる。と同時に、うどんが食べたくなる。