世の中には痩せている人もいれば、太っている人もいる。太っている人から痩せた人に変身した人もいくらでもいる。
つまり、痩せるという現象は現実のようだ。だが、それにもかかわらず、どうしたら痩せるのかはまったくわかっていない、これが奇妙だ。
ある人は運動がいいという。別の人は、ひたすら肉を食べろだ。玄米至上主義者がいるかと思えば、白米を好きなだけという一派もいる。
糖質をめぐっては、もう人々は、ロシアとウクライナほどに激しい戦争を繰り広げている。糖質は制限すべきだ! いや制限しても意味がない! ナチめ! いったいこの戦争はいつ終わるのだろうか。
問題は、痩せている人々がああだこうだもめている間に、私たちがますます太っていくということだ。
連中は本当に私たちを痩せさせたいのだろうか? むしろ痩せないほうが都合がいいのではあるまいか。なにしろ私たちはダイエットのためならばいくら払っても惜しくないと思っているのだから。金づるだ。
そうだとしたら、痩せている人々の勧める生活や食事や運動はすべてまやかしなのではないか。連中が食べているものを真似して食べても痩せやしないのだ。
もしかしたら、太っている人の食事を真似したほうが痩せるのではあるまいか。