苦い文学

集団自決

又聞きなのでもしかしたら間違っているかもしれないが、高齢者が成田で集団自決をしたのだという。集団で皺腹を切ったのだ。

私はショックを受けた。そして、その動機を知るにつれショックはさらに大きくなった。

高齢者たちは、自分たちのような老害がいなくなるようにと、自ら死を選んだのだという。

しかし、これら老人たちがいなくなったら、はたして本当に老害が減るのだろうか。なにせ老害は後から後からやってくるのだ。むしろ、今の老害のほうが余命少ないだけ害がないのではないか。

つまり、この老人たちは、まったく無意味な解決策をとったのだ。歳をとりすぎてすっかり耄碌してしまったのか、あたら老い先短い命を散らしたとは無念だ。

それに、日本政府だってこの問題を放置していたわけではない。賢明にも、老害の増加を見越して、ずいぶん前から対策を講じていた。

それがあの手この手で子どもを減らす政策の数々だ。

この「臭いと老害はもとから絶たねばダメ」政治のおかげで、ありがたいことに将来的には老害は大幅に減少する、とシンクタンクが予想している。