昔の恐竜はたいていゴジラの仲間かなにかのように描かれていたものだったが、今はまるでカラフルな羽毛をまとった鳥だ。古生物学の研究の進展が、古いイメージをどんどん塗り替えているのだ。
そして、昔は恐竜といえば絶滅だったが、これについても異論が出てきた。恐竜は絶滅なんかしていない、鳥として今も生きている、というのだ。
将来は、ネアンデルタール人についても同じことが言われるようになるかもしれない。新しい研究によれば、ネアンデルタール人と人間は交雑し、そのDNAが現代人にまで受け継がれているというのだ。とすれば、完全に絶滅したわけではないのだ。
しかし、それにしても、交雑していたとはどういうことだろうか。人間とネアンデルタール人はいつどこで出会ったのだろうか。夏のビーチだろうか、冬のゲレンデだろうか。
そして、どのように愛を育んでいったのだろうか。ペアの打製石器で愛を誓ったのではないか。
両親はさぞかし反対したことだろう。大昔のことだから「人間と結婚するなんてわしは許さん!」なんてこともたくさんあったはずだのに、二人は愛を貫き通し、ゴールインしたのだ。
「これより新郎新婦のお二人をこの会場にお迎えいたします。お姿見えましたらどうぞ盛大な拍手でお迎え下さい……それでは、新郎新婦、入場です! 今、本日の主役、新郎新婦のお二人が、盛大な拍手に迎えられて入場いたします……お二人の門出を祝し……末永いお幸せ……人類とネアンデルタールの両家のご繁栄を……」