大学について F ランだのなんだと侮蔑する人がいる。どの大学にもそれぞれの意義があり、価値ある教育を行っていると私は思う。なので、こういうことを言う人の考えがわからない。
大学の意義や学生の質に F ランなどというランクづけはない。だがそのいっぽう、大学経営には明白に F ランは存在する。ある私立大学についてこんな話を聞いた。
日本の私立大学は毎年、国から補助金をもらっている。これは大学経営上重要な資金だが、その私立大学は、この補助金を何年も交付されていないのだ。
それは、こんな理由からだという。その大学の理事長だか学長だかが以前逮捕され、実刑判決を受けた。
大学は逮捕を受けて、その人物を経営から排除するという約束のもと再建計画を国に提出した。しかし、何年かして、その人物が復帰して、再び思うがままに大学を牛耳りはじめたのだ。
国は約束を反故にされたわけで、当然のことながら、そんな組織に補助金など出そうはずもない。それで、その人物が居座るかぎり不交付が続く事態となった。
補助金がないと、大学経営は難しくなる。ただでさえ少子化で学生がいないのだ。それで、教職員の給与・ボーナスも、カットされるようになった。破綻するのも時間の問題だ。
この苦境を脱するにはどうしたらよいか。それは、件の人物が学校経営から手を引くことだ。そうすればすべてがうまくいくのだが、その気配はない。
この人物がいるだけで、教職員の給与が削られ、生活が脅かされている。それだけではない。最終的にその皺寄せがいくのは、教育、つまり学生たちだ。特定の人物の権力を維持するためだけに、周りの人々が犠牲となる。プーチンのロシアと同じなのだ。
このようなプーチン式の大学には、私も心から F ランの称号を捧げたい。