人間の体の中には、塔が立っている。それは五重塔で、下から、地・水・火・風・空の順だ。地は下半身、水は腹、火は心臓、風は肺、空は頭に対応している。
人間が話す仕組みはこの塔に関連している。塔が垂直で、心臓が肺にくっついていると、心臓で燃えている火によって左右の肺に二種の風が生まれる。これが舌に伝達されると、舌が動き出し、話せるようになるのである。
動物が話せない理由も、この仕組みによって説明される。動物は横になっている(つまり立てない)ため、心臓と肺のつながりが切れており、心臓の火が舌に伝わらない。それゆえ、犬や猫は人間のように舌を動かすことができない。
ただし、犬が前足をあげ、後ろ足だけで立つ、いわゆる「ちんちん」の格好をする場合は別だ。心臓の火が舌に伝わるため、犬は賢い芸などをするようになる。
また、人間の赤ん坊が、ハイハイをしている間は話すことができないのも、同じ理屈からである。
そして、狸・狐・猫が人に化けて話し出すのも、これらの動物が立って歩く場合に限られるのである。
上記は、最近読んだもの(『近世色道論』の「ぬれほとけ」)に書いてあった理論だ(本当は陰陽が絡むが、私にはわからないので簡略化してある)。
思えば、ガンダムもトレーラーの上で横たわっている時は、ザクにやられそうになっていたが、アムロが乗り込んで起き上がらせたとたん、強くなったのだ。
いよいよもって真実といえよう。