その島は、日本から見ると竹島の近くにある。しかし、韓国から見ると、独島の近くにある。
日本人たちはその島を玉島と呼び、韓国人は絹島(ピダンド)と呼ぶ。
とても美しい島で、日本海か東海のどちらかにポッカリと浮かんでいる。ときおり、その島の上を、北韓と北朝鮮から同時に発射された一発のミサイルがピューっと飛び越えて、韓国と日本の排他的経済水域に同時にボチャンと落下する。
その島を訪れた日本人は、島民たちが古き良き日本の生活を守っているのに感心する。一方、その島は韓国人のお気に入りの観光地で、インスタ映えするカフェにはソウルから来た若者でいっぱいだ。
島の言葉も独特で、玉島弁にはどことなく京都のアクセントがある。いっぽう、絹島方言は釜山語と似ているという人もいる。
島の名物は、イカで、玉島の島民は刺身にして焼酎で食べる。絹島島民は刺身にして焼酎で食べる。
先日、玉島と絹島が姉妹島となることが発表された。玉島の村長が絹島を訪れ、絹島の村長が玉島を訪れた。
歓迎会や記念式典が催されたが、二人の村長が一緒に写った写真がどこを探しても出てこないのが、不思議といえば不思議だ。