苦い文学

鍋敷き

韓国ドラマでよく見るのが、即席ラーメンを鍋からそのまま食べるシーンだ。

日本では普通ではない食べ方のせいか、注目する人も多い。いわば定番の「韓国ドラマあるある」だ。

さて、この直喰いのとき、鍋はテーブルにそのまま置かれることになる。しかし、鍋は置かれる直前まで火にかけられていたので、当然熱い。それで、鍋敷きが必要になる。あるドラマでは、その鍋敷きに本が使われていた。

その本はそのドラマの悪役の自叙伝だったので、ドラマの演出かと思いきや、そればかりではなかった。ある韓国人の友人が私に自著をくれたのだが、そのときこんなことを言ったのだ。

「韓国では本を渡すときに『鍋敷きにもなりませんが』と言います」

これはもちろん謙遜だが、いずれにせよ韓国では本はいつでも鍋敷きにされかねないということであろう。

ところで、私は今年の 2 月に本を出したのだが、これまた鍋敷きにぴったりの厚さ、しっかりした製本なのだ。

鍋敷きが必要な人には、ぜひお手に取ってご確認いただきたい。

もしもすでにご購入を検討されているということであれば、「大鍋中鍋小鍋に使える3冊セット」というチョイスもある。この機会に、ぜひ。