苦い文学

厳重警戒

今月下旬に開催される国葬には、海外から数多くの要人の参列が見込まれるとあって、警視庁は総力をあげて万全の警備体制で臨む予定です。

都内の主要な駅や空港などでの警戒がよりいっそう強化されるなか、一風変わった競技大会が今日、スタートしました。

スタート会場となる皇居前に集まったのは、軍服を着た若者、迷彩服をまとった男性、いかにも怪しげな身なりの男性など、およそ30名。

これらの競技者たちは、国葬までの間にどれだけ警察に職務質問されるかを競います。

「この大会のために警戒にひっかりそうな服装をアメ横で買い揃えました」と語るのは、米軍放出品で全身コーディネートした30代の会社員の男性。競技に参加するために、栃木から駆けつけました。

いっぽう、「ワタシ、ワカリマセーン」と困った様子で話すのはアジア系の外国人男性、と思いきや、日本人。茶色い塗料で肌を塗る、周到ぶりです。「警官は東南アジア系と見るとすぐに職務質問しますからね。優勝間違いなしですよ」と自信のほどをのぞかせます。

大会の主催者は「国葬の警備は税金によって賄われるものです。その警備を国民はもっと積極的に利用すべきでは」 そんな思いから、今回の大会を企画しました。

「今回の国葬をきっかけとして、次の国葬、そのまた次の国葬、と大会をつないでいければ」と夢を膨らませます。

なお、この競技では、職務質問の結果、逮捕された場合は失格となるそうです。