苦い文学

クエーサーマン

ダメでドジでおっちょこちょい、やることなすこと間違いばかりの青年、星崎光郎。彼が、ある夜、宇宙から飛来した謎のクエーサーから光線を照射されて誕生したのがクエーサーマンだ。

眩い光の中、光郎の脳内に、クエーサー人のメッセージが響く。

「悪の秘密結社ビッグ・グレイが今、人類を支配しようとしている! 君は我々とともに戦うのだ!」

この日から、正義のヒーロー、クエーサーマンの戦いが始まったのだ。

クエーサーマンに備わっているのは、邪悪な陰謀を見つける鋭い知性と、宇宙エネルギーに満たされた超人的な肉体だ。ビッグ・グレイの送り出す「スペースピープル」どもをばったばったと倒すのだ。

クエーサーマンは常に正義の側に立つ。人類のたのもしい味方だ。彼にかかれば、どんな邪悪な陰謀も、たちまちあばかれ粉砕されるのだ。

クエーサーマンはもはや星崎光郎ではないが、その心のどこかに光郎の部分が残っていて、いつも苦しげに呻き続けている。「絶対になにもかも間違っている」と。