亀を助けたおかげで、竜宮城で夢のような日々を過ごしていた浦島太郎は、故郷が恋しくなって、帰ることを決意する。
乙姫は大いに残念がる。だが、結局のところ浦島太郎には浦島太郎の人生があるのだ。そこで、玉手箱を渡し「決して開けてはならない」と言いながら別れを告げる。
亀によって浜辺に送り届けられた浦島太郎は、村がなくなり、奇怪な建造物がいくつも立っているのに気がつく。あちこち尋ね回った結果、地上では700年も経っていたことを知って愕然とする。
砂浜にへたり込んだ浦島太郎は、玉手箱を開けようとする。すると、空からドローンに乗ったアンドロイドがやってきて、玉手箱と引き換えに金銀財宝を与えようと持ちかける。
浦島太郎は同意し、玉手箱をアンドロイドに渡す。アンドロイドはドローンに乗って飛び去る。
ドローンはその世界で最も高い塔のてっぺんに着く。その塔の上では、老人がベッドに横になっている。
これは世界を支配する独裁者で、2000年もの間、延命を繰り返しながら生き延びていたのだ。だが、ついに死が訪れようとしていた。
アンドロイドは独裁者の前で玉手箱を開く。白い煙が立ち上がる。
たちまち独裁者は700歳に若返りして、再び人類を残忍に苦しめはじめる。