苦い文学

おじさんの反日プロパガンダ

子育てにおける絵本の読み聞かせの重要性はいくら強調してもしたりないが、それでも注意すべきことがある。

それはどんな絵本でもこどもの心の発達に有益だとは限らないということである。いや、有害ですらあることもあるのだ。ことにその絵本が反日的である場合には。

私が言っているのは『おじさんのかさ』のことだ。

物語は単純そのものだ。

主人公である「おじさん」は傘を大切にしていて雨の日にも傘を使わないのだ。だが、こどもの歌を聞いて楽しくなって傘を差してしまう……そんな物語だ。

結構な物語だ、ほほ笑ましい物語だ。ものは温存せず、人と一緒に使ってこそ意味がある、そんなメッセージを読み取る人もいるだろう。

だが、どうだろうか、もしこの「かさ」の意味するものが領土だとしたら?

もし、おじさん首相が、我が国の領土を大切に守らずに、どうぞ一緒に入りましょうとばかりに、韓国、中国、ロシアに差し出すとしたら、あなたは同じようにほほ笑んでいられるだろうか?

こどもに亡国精神を植え付け、我が国の国益を脅かす、この憎むべき反日プロパガンダの存在を知った今、皆さんはもはや、こどもにこの絵本を読み聞かせることなどできないのではあるまいか。

「あめがふったらピッチャンチャン」などとノンキに歌っていることなどできないのではあるまいか。