子育てにおける絵本の読み聞かせの重要性はいくら強調してもしたりないが、それでも注意すべきことがある。
それはどんな絵本でもこどもの心の発達に有益だとは限らないということである。いや、有害ですらあることもあるのだ。ことにその絵本が闇の勢力のプロパガンダである場合には。
私が言っているのは『おじさんのかさ』のことだ。
私はかねてから、この世には傘屋による秘密結社が存在し、天候を操作することによって人類を傘の奴隷(SLAVE)とする恐ろしい計画が秘密裏に進行していることを指摘し、世界に警鐘を鳴らしてきた。
では『おじさんのかさ』を紐解いてみよう。
あなたは驚くはずだ。傘を差さないおじさんが、まるでケチで冷血な負け犬のように描かれていることに。雨をよけようと、おじさんが他人の傘の中に入る絵を見てほしい(p.7)。まるで寄生虫扱いではないか!
そうなのだ、連中は、もっとも無邪気であどけない絵本を道具(TOOL)として、いとけないこどもたちに、「よい人間は傘をためらわず使う」という邪悪な概念を植え付けようとしているのだ。
これこそ、連中の思う壷だ。なぜなら、我々が傘を使えば使うほど、つまり消費すればするほど、連中の我々に対する支配(DOMINION)は強固なものとなっていくのだから。
この恐るべき真実、どのマスコミも決して報じない真実を知った今、皆さんはもはや、こどもにこの邪悪な書物を読んで聞かせるなどということは決してできないのではあるまいか。
「あめがふったらポンポロロン(PONPORORON)」などとノンキに歌っていることなどできないのではあるまいか。