苦い文学

来世の誓い

告白と聞くと、男女の愛の告白ではなく、死の間際の罪の告白が想起されるような、そうした年齢に私はなった。そして、そのような年齢になってみればもはやどうでもよいように思えるが、我々にとってモテないことが苦しみであった時代がかつてあった。

我々というのは、私と友人のIのことだ。我々はモテるためにあらゆることを試みたが、それが成果をもたらしたことはなかった。

ある日、Iが言った。「俺たちがモテないのは、前世でモテすぎたためではないだろうか」

「なるほど」と私。「ということは?」

彼は目を輝かせて言った。「今生でモテない我らは」

私「来世できっと」

二人声を合わせて「あ、モテるはず」

かくて我々は、来世でのモテを目指して今生の非モテを追求することを誓い合った。だが、その誓いも、交通事故によるIの急死によって、永遠に失われてしまった。

Iがこの世を去ってからすでに三十年が経とうとしている。街角には美しく若い男たちが溢れ、テレビでは美男子たちが生き生きと輝いている。無駄と知りつつも私は、そこに彼の面影を探さずにはいられないのだ。