『2021 Year Book』

まえがき
「苦い文学」というスタイルで、コロナ禍の中の 2021 年 11 月 1 日から、12 月 31 日までの間に書いた 61 の短い短編から、5 つ選んだものです。最初の 2 つは当時の社会に関わるもの、残りの 3 つは現実世界へのなにかの侵入を描くものです。

1. ソーシャル・ディスタンス

コロナウイルスのまん延とともに、ソーシャル・ディスタンスという言葉も定着した。

2. MOTTAINAI

私たちの住んでいる市の中学校で、生徒が自殺した。

3. 猿とそのプロジェクト

X大学の霊長類研究センターは、国内唯一の霊長類(サル、チンパンジー)の総合的研究拠点である。

4. 侵略

どうも、こんにちは。

5. 雨ゾン

ついさっきまで晴れていたのに、急に激しい雨が降り出した。