今度の日本言語学会第160回大会で、私は「アラビア語チュニス方言の「情報的に余剰な与格」」というタイトルで発表させていただくことになった。
与格というのは「〜に」を表す格であるが、この与格には、感情表現に関わる変わった用法があることがいろいろな言語で知られている。チュニス方言でも同様な用法が見られるが、今回の発表ではこの与格が、言わずもがなの余計な情報を表している時に特殊な表現となるということを述べる予定だ。
しかし、詳しくはサイトを見ていただければ分かるが、新型コロナウイルスのため、大会の開催は中止となった。予稿の公開のみとなるが、発表者の任意参加で、2020年7月1日(水)~7日(火)の間、YouTubeで研究発表の動画を配信することになっている。
私はまだこの動画は準備していないが、配信に間に合うように学会に提出するつもりだ。今回の学会では動画の視聴は誰でもできるので、また詳しいことが分かり次第お知らせしたい。
