10万円の特別定額給付金が配られることになった。日本人だけでなく、住民基本台帳に記載されていれば、外国人ももらえるという。この「外国人」には難民として認定された人も含まれる。
では難民として認定されていない在日外国人はどうなるのか。
例えば、入管に収容されている人や、仮放免で外に出ている人々がそうだ。
そうした人々は、給付の対象にならないのだという。
そこで、支援団体が集まって、これらの人々にも10万円給付されるよう、キャンペーンを行なっている。私は個人として署名した。
いろいろな意見はあろうが、緊急事態宣言下で生活するつらさは一緒だ。
また、大事なことだが、現在の我々の生活は、入管の収容所の生活と似ていなくもない。被収容者ほどには制限されてはいないものの、かなりの自由が奪われている。また、入管の暮らしと同じく、いつ終わるのかもわからない。
もっとも我々も愚かではないから、そうした暮らしの中で何らかの楽しみを見つけ、作り出して過ごしている。この「引きこもり」生活のための助言や提案もネットで多く見られる。
だが、総集編と再放送を繰り返すテレビが徐々に鮮やかさを失っていくように、我々の生活もいつかは色褪せていくかもしれない。そうしたとき、我々はどのように耐え凌ぐことができるだろうか。
そのヒントを入管の被収容者の経験が与えてくれる。ほとんど自由を奪われた中、出る希望もほとんどない中で生き抜いてきた人々の経験が、我々に役に立たないことがあろうか。
入管に収容されていた人々の経験は、我々の社会の財産でもある。これを有効に生かさない手はない。
そう思うと、10万円ぐらい渡したって、惜しいどころか、お車代だって追加で出したいぐらいで……
