難民

古いほうの収容ウイルス、長崎入管訪問(その11)

《仮放免手続きについて(2)》

③保証金の納付
 保証金の納付が、入管のどこかのカウンターでできるかと思ったら、大間違いだ。

 入管の外の銀行に行かなくてはならないのだ。

 だが、銀行ならどこでもいいと思ったら大間違いだ。

 日本銀行でなくてはいけないのだ。日本銀行がどこにあるか知ってますか。

 東京駅の近くだ。だが、そんなところにまで行かなくてもいい。民間の銀行内に日本銀行の代理店がある。

 だが、それがどこにでもあるかと思ったら大間違いだ。

 品川入管の場合は、隣駅の田町駅前の三菱UFJ銀行にそれはある。だから、品川で仮放免手続きをする場合は、入管からバスで品川駅に戻って、隣駅の田町で納付して、もう一度、品川入管に戻ることになる。面倒くさくて、交通費が惜しい、というあなたは、牛久入管で仮放免手続きをする資格はない。

 牛久入管の場合は、常陽銀行竜崎支店で納付しなくてはならないのだが、牛久入管からそこに行くまでどうやって行ったらいいかご存知ですか。

 ヒント:その支店の近くには駅がない。

 そうなのだ、駅がないのだ。電車が通っていないのだ。茨城県龍ヶ崎市内全域に電気が通じていないのだ。いまだに薪と炭で暮らしている。昔、龍ヶ崎に電車を通す話があった時、ここの人々は拒否したそうだ! 炭火焼きのほうを選んだのだ。だから、もし、自家用車がなければ、タクシーで行かねばならない。片道3000円近く払って! もう泣きたくなる。

 しかし、大村入管はこれほど過酷ではなかった。日本銀行の代理店は、大村駅前の親和銀行内にあった。駅までは、少ない本数ながらバスがある。180円。しかも、今回は、入管の職員がバスの時刻表までプリントしてくれていた。血も涙もあった……。

 さて、どこにあろうと、銀行ですることは一緒だ。日本銀行代理店のカウンターで、保管金振込書・保管金領収証書の1枚の紙と保証金を出し、振込用紙にしかるべきことを記入する。しばらく待つと、保管金領収証書だけが切り離されて帰ってくる。

④仮放免
 保管金領収証書を持って入管に戻り、それを担当職員に渡すと、あとはすることはただ一つ、出てくるのを待つだけだ。

入管で渡された紙